クラウドソーシングというものが一般化したおかげで、在宅での仕事もずいぶんと一般化しました。
なかでも、ライティングという仕事は、それこそSEやイラストレータの様に特別な知識や技能がなくても、ある意味日本語を話せて書ければ出来る仕事なので、人気が高いですよね。
僕自身、実際にライターをしているので、今回はクラウドライターを目指す皆さんに、とっておきのおすすめのサイトを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
在宅ライターの仕事
相場を知る
まず、最初におさえておかなければいけないのは、在宅ライターのお金の単位です。
というのも、はじめての人にはわからないと思いますが、ほとんどのクラウドソーシングのサイトにおいて、ライターの仕事の依頼は「1文字いくら」の単位で発注されます。
ちなみに目安ではありますが1文字の値段、0.5円以下が普通で、そこからの高低で案件価値が決まると考えて良いでしょう。
少なくとも初心者の頃は0.5~1円で仕事を受けるのも、なかなか大変です。
ライターとしてどう生きるかを考える!目的別分類
まず大切なことは、在宅ライターとしてどう生きるかを考えるということですね。
というのも、一口に在宅ライターといっても、その働いている理由は様々で、その理由によって、目指すべき働き方というものも変わってくるのです。
お小遣い稼ぎがしたい人【①ちょこっとライター】
- 低単価&低スキル案件の多いサイトを選ぶ
主婦業の間にお小遣い稼ぎがしたい。
もしくは、本業の合間に副業として、ちょっとしたお金を稼ぎたいという、いわゆる内職タイプの働き方がこれになります。
この場合、重要視するべきなのは、いかに短時間で仕事をこなせるのか、という点だけです。
しかも、この先ライターとして一本立ちしていこうというのでなければ、そこにスキルの必要性もありません、ただ単純作業を早くこなせればいいだけです。
ですから、こういった方は、単価の安い簡単なライティングを中心に探していくことになります。
将来ライターとして一本立ちしたい人【②たまごライター】
- 総合的に案件数の多いサイトを選ぶ
フリーランスのライターとして将来一本立ちしたい人も、在宅ライターの中にはいます。
そういった方は、総合的に案件の多いサイトを選んで仕事をしていくことをお勧めします。
というのも、フリーランスで活躍して、そして一本立ちしていくには多くの案件をこなしていく経験と、それとともに培われていくスキル、いろいろな案件をこなせる知識などが必要になってきます。
それと同時に、クララウドソーシングサイトを離れても、仕事を受注できるだけのコネクションなども必要です。
こうした方に必要なのは、きちんとした案件を多種多様にたくさんこなす環境と、今後のコネクションになる実績が反映するサイトです。
クラウド系ライターとして生きていく人【③いすわりライター】
- 単価の高い案件のあるサイトを選ぶ
将来ライターとして一本立ちはしたいけれど、それほど功名心もなく、クラウドソーシングでずっと働きたい。
そんな、クラウドライターとして、将来的に生きていきたいという人には、とにかく高い単価の案件をこなしていくより方法はありません。
これは、はっきり言ってお勧めできない、イバラの道になりますが、今後のこの業界の発展の方向によってはあり得る話でもあるといえます。
とはいえ、食べていくためには「手数料」をとられることも考慮して、とにかく単価を上げていくしかないのです。
おすすめ優良サイト比較
クラウドワークス 公式サイト
- クラウドソーシング界の巨人
とにかく案件数が多く、少なくとも仕事がないという状況はできないであろう、巨大サイト。
もちろんライターだけの募集をしているサイトではないですが、ライティング案件も、良質な物からほとんどノースキルでできるものまで、あらゆる案件がそろっています。
むしろ、クラウドを使ったライティングという点においては、誰しもがまずこのサイトを思い浮かべるといったレベルのサイトですので、基本的にデメリットはありません。
ただ、参加者が多いということは、競争率も激しくなって良案件を中々つかみづらい、という欠点はあります。
おすすめのライター:【①ちょこっと】【②たまご】【③いすわり】
Shinobiライティング 公式サイト
- ちょこちょこ仕事には最適
こちらは、クラウドライティングだけに特化したサイトです。
さすがはライティングに特化しているサイトだけあって、案件数も多くジャンルも多岐にわたっていて、仕事を探すという点においては、かなり優良なサイトです。
しかし、難点は、とにかく単価が安いこと。
もちろん単価の安い仕事はクラウドワークスなどにもありますが、Shinobiライティングはそんな格安案件しか基本的にはありませんので、ここでしっかりと稼ぐ、というのははっきり言って不可能です。
ですが案件数が多いので、なかにはスマホでもできるような案件があったりと、かなりお手軽感の高い仕事が多いため、お小遣い稼ぎにはぴったりです。
おすすめライター:【①ちょこっと】
仕事をしながらスキルアップ!【サグーワークス】 公式サイト
- うまくいけば結構稼げる
こちらもライティングに特化したクラウドソーシングサイトです。
また、こちらもやはり案件の単価が安く、ここをメインにして、お小遣い以上の稼ぎを得たいと思うのははっきり言って無謀です。
ただし、ザグーワークスにはプラチナライター制度というものがあります。
じつはこのプラチナライター制度というのは、なかなか使える制度で、ザグーワークスのもうける試験に合格することでプラチナライター認定を受け、高額案件を受けられるというものです。
プラチナライターの報酬は文字単価1円以上の物もたくさんあり、月数十万というお金を稼いでいるライターさんもいらっしゃるくらい、かなりしっかり儲かります。
おすすめライター:【①ちょこっと】
おすすめライター(プラチナライター認定後):【③いすわり】
ココナラ 公式サイト
- 稼げるかどうかは自分次第
ココナラは、ほかのクラウドソーシングサイトと違い、売り込み型のサイトです。
他のサイトでは、たくさんある募集案件の中から自分で良いものを選ぶというのが基本ですが、ココナラの基本は、クリエイターの評価や実績を見て依頼者がクリエイターを選ぶというもの。
ですので、初めの頃は全く仕事がない、ということがよくあります。
しかも、自分で案件を選ぶわけではないのですから、様々なジャンルの仕事依頼を受けることが多く、ジャンルの多様性が確保されないとなかなか稼ぐことはできません。
ただ、軌道に乗ると、かなり自由度も高くなります。
自分のスキルに自信と、そして実績との両方があれば文字単価をいくらにしようが自分次第なのです。
おすすめライター:【②たまご】【③いすわり】
クラウドライターの心得
それではここでクラウドライターとして基本的な心得について迫ります。
サイトには複数登録する
これは、もう基本中の基本ですが、登録サイトを一本に絞ってはいけません。
単純に、選ぶ案件数がそれだけ増えるということもありますし、仕事が全くない時のセーフティーネットにもなるということもあります。
しかし、一番の理由はそこではありません。
最も大事なことは、クラウドソーシングのサイトが、突然なくなることもある、という点です。
はっきり言ってこれは努力や才能でどうにかなることではありませんし、そうなってしまうと、そのサイトで積み上げた実績などなくなったに等しいのです。
時給換算を意識する
例えば、文字単価0.5円で2000文字の仕事を請け負ったとします。
この場合、手数料などを考えない儲けは1000円ですが、この仕事をこなすのに30分でできるのと3時間かかるのとでは意味が全く変わってきます。
見ての通り、30分で終わらせることのできる人の時給は1000円、3時間かかった人は約300円です。
さすがに、いくらお小遣い稼ぎとはいえ、時給が300円の仕事をしていては、割に合いませんよね。
となればいくら文字単価が1円でも1000字かくのに5時間かかるような案件を受けるくらいなら、その5時間で5000字書ける文字単価0.3円の仕事を受けた方がよっぽどましなのです。
きちんと時給換算で自分の仕事を把握していないと、かなり効率の悪い仕事になってしまいますよ。
余裕をもって仕事をする
ライターという仕事自体がそうですが、一番大切なのは信頼です。
無理な納期や、自分には到底かけそうもない高度な知識を要するものを受けてしまうと、当然クオリティーが下がったり納期を守れないということが出てきます。
しかも、ライターに何時間も費やしていく人になれば、肉体的にもかなりきつい仕事です。
基本的に座りっぱなしの仕事ですので、肩腰の痛みはもちろん、ひどいときには指が筋肉痛で文字が打てないということだってある、そんな仕事だと認識しておく必要があります。
ですので、決して無理はしないというのが前提です。
欲を出して信頼を失うようなことになれば、それは、ライターとして致命的だと覚えておきましょう。
違法行為に敏感になっておく
ライティングの仕事の中には、かなり違法行為に近い怪しい依頼もあります。
もちろん各サイトで、そのあたりは色々な規定を設けて注意はしてくれていますが、基本的には、自分でそういった依頼を断る、もしくは選ばないようにする目が必要です。
気が付いたら詐欺サイトの文章を書かされていたり、薬事法や医師法に違反する記事を書いていたりということだってないとは言えません。
違法なサイトでなくとも、ライターの書き方自体が法に触れるということもあります。
しっかり気を付けておきましょう。
ライターについて学ぶ
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まとめ
在宅ライターにとって、どのサイトが一番良いのか、ということははっきり言えないクラウドソーシングのサイトですが、目的で選べば、それなりに見えてくるものはあります。
自分は在宅ライターとしてどうありたいのか、目標をしっかりと定めて、余裕をもってチャレンジしてみることをお勧めします。
以上「経験者が選ぶ 在宅ライターにおすすめのサイト比較!副業・本業にも」でした。