買うつもりはなかったのに、テレビショッピングを見ているとついつい欲しくなってしまい、買ってしまった事がある人は少なくはないでしょう。
目の前で商品を見て、実際に使ってみたわけでもないのに、なぜそのようなことが起こるのでしょうか。
そこには見ている側の購買意欲を高める売り手側の様々なテクニックがあったのです。
今回はよく使われているテクニックを7つ紹介しようと思います。(もちろん売り手によっても話し方や動きなど、様々なテクニックを持っています)
このテクニックを知っておき、必要のないものを衝動買いしてしまわないようにしましょう。
テレビショッピングで使われているテクニック
放送する時間帯
人間は思考が鈍くなっている時間帯は冷静な判断が難しくなっています。
もっとも鈍いのは夜中です。
なぜ夜中になるとテレビショッピングをたくさん放映しているのかというのはこの狙いがあるからなのです。
こうして見ている側が買いやすい時間帯を選ぶだけでも売り上げは上がるのです。
信憑性を持たせる① 商品の使用前と使用後
「この商品はとてもいいものですよ」と言うのは誰にでもできますが、信憑性に欠けるというのが特徴です。
そこで行われるのが「実践」です。
実際にその商品を使ってみることでどれだけの効果があるのか、なぜいいものと言っているのかを実証するのです。
信憑性を持たせる② 専門家の意見
その商品に関係する専門家が効果をデータ化し、画像や数値に表すことによって一気に信憑性が増します。
これがあるかないかでも大きく違うのです。
信憑性を持たせる③ 体験談を集める
実際に商品を買って使っている人の声を集めるというのも有効的です。
しかし、いい面ばかり言っていては「言わされているのでは」と思ってしまうため、やらせではない本当の意見集めというのが重要となってきます。
他の商品との差別化
テレビショッピングでは様々な商品を販売していますが、別のメーカーなどで似たような商品はたくさん存在します。
その為、なぜその商品が良いのか、なぜその商品は安いのかなどを伝える必要があります。
実践してみたり、効果のデータ化など様々な方法を駆使してライバル商品との差別化を行うことによって、見ている側は「こっちの方がいい」と思うようになるのです。
商品の希少性
これだけ「いいものですよ」とおすすめしているものが、あまりにも量産できるものであってはわざわざテレビショッピングで買う必要もありません。
そこで大切になってくるのが「いいものだからあまりたくさんの数は用意できませんよ」という希少性を出すことです。
また、「今回限りの特別な値段ですよ」といった時間の制限をつけて販売していることもよくあります。
そうすることによって見ている側は「はやいうちに買っておかないと」という心理になってしまうのです。
限定・おまけをつける
数量や金額など、通常お店で買うよりもお得な特典をつけなくては見ている側は電話を鳴らすまでいきません。
このテクニックは常套手段であるため、言ってみればどの商品にも使われています。
例えば、日用品であれば「もう1つつけます」、電化製品であれば「現在使用中のものをメーカー、年数関係なしに1万円で下取りします」などがあげられます。
様々な商品に使われている「効果が実感できなければ全額返金いたします」など、買い手側が買い物に失敗するリスクを下げる保険のような言い回しもこの部類に含まれます。
こうしたおまけによって、買うか買わないかで悩んでいる視聴者が電話を鳴らすように働きかけるのです。
まとめ
ただ「良い商品」であるということを推すだけではほとんど売れることはないでしょう。
しかし、今回説明したような7つのテクニックを駆使してテレビショッピングが行われているので多くの人が商品を購入するのです。
このテクニックに惑わされること無く、本当に良いものを見極める力を持ち、必要のないものを衝動買いしてしまわないように気をつけましょう。
以上「【衝動買いを防ぐ】テレビショッピングに隠された7つのテクニック!」でした。