プログラミングというと、なんだかSEを目指す人の特殊技術、という感じがしますよね。
もちろん、その認識で大幅に間違っているとは言わないのですが、プログラミングというのは何も今後プログラマーとしてガツガツ稼いでいこうという人だけのものではないのです。
たとえるなら、タクシードライバーやトラックドライバーでなくとも運転免許は仕事に必須ということです。
それこそ、F1ドライバーから社用車で買い物に出かける一般の事務員さんまで、運転技術は必須ですよね。
プログラムもそういうことです。
壮大なITメディアプロジェクトを構築する人から普通の労働者まで、プログラミング技術の持つ意味は、今後高まっていくとみて間違いありません。
そう、今すぐ勉強すべきなのです。
この記事を読むとわかること
- プログラマーの将来性
- プログラミングでできること
- プログラミングができることによるメリット
- 有名人のプログラミングに対する考え
- プログラミング教室について
プログラマーの将来性
プログラマーの今後の需要
高いお金を払ってでもプログラミングを習得する価値はあるのか
プログラミングを本気で勉強しようと考えている方は、プログラマーの今後の需要についても気になると思います。
ここでは、国が発表しているIT人材の将来推計を紹介しておきます。
日本の行政機関の一つである経済産業省の発表(平成28年6月10日(金))
>> 経済産業省ホームページ IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果
経済産業省のホームページを見てみるとIT人材不足の推移予測が発表されています。
2020年:供給人材数923,002人/人材不足数293,499人
2025年:供給人材数902,789人/人材不足数429,611人
2030年:供給人材数856,845人/人材不足数586,598人
この発表を見ると、現在2019年から2030年まで、人材不足数は常に増加していくと予想されています。
国の発表なのでデータの信頼性は高いと言えます。
プログラミングでできること
プログラミングを使ってできるようになることについて考えてみましょう。
1.処理
いきなり処理といわれても戸惑ってしまうかもしれませんが、基本的な話プログラミングで出来ることと言ったら実は処理その物なんです。
処理とはパソコンで情報を扱う作業のことをいうのですが、プログラミングを学べば「高速処理」「自動処理」「遠隔処理」などの高度な処理を行うことができるようになるのです。
これにより、ネット上で様々なことができるようになると言うわけです。
2.オリジナル自サイトの作成
今、自分でサイトを運営しようと思えば、一番に思い浮かぶのがWordPressですよね。
もはや、WordPressにあらずんばサイトにあらずというレベルでの繁栄ぶりですが、もしあなたがプログラミング学んで身に着けることができれば、WordPressでもできないような高度なサイトを自分で作れるようになります。
たとえば、非同期通信を使ったチャットサイトなど。
いわばLINEのようなチャット形式の事なんですが、そんなものも実はけっこう簡単に作れます。
また、オンラインゲームを自分で作成したり、FacebookのようなSNSを作ることだってできるのです。
3.ゲーム
PCゲームであろうとスマホ用のゲームアプリであろうと、それはプログラムの集合体。
つまり、様々な処理を複雑にやっているからこそ、そこにそれが存在しているわけで、これは全部プログラミングで出来ることです。
プログラミングを学べば、アプリを作って売ることだってできるというわけです。
さすがにこれは難しいだろうと思うかもしれませんがUnityという無償のソフトを使ってプログラミングすれば、実はけっこう簡単にできてしまうのです。
4.AI
これからの世界を変えていくと言われている、人工知能AI。
しかし、このAIもいわばプログラムの塊であり、プログラミングによりできあがっているものですから、当然プログラミングを学べば作れます。
そう、なんと人工知能が作れるのです。
そしてこれも「初心者のためのAIの作り方」のような本やサイトがあるように、熟練のプログラマーでなくてもできてしまう時代なんですよ。
5.VR
今話題のVR、これも当然プログラミングで作れます。
これもさきほど紹介したUnityならば、十分初心者から勉強し始めて作り上げることが可能です。
そうつまり、ネット上やパソコン上、そういったデジタルの世界にあるものはすべてプログラミングの産物なのです。
そう考えると、出来ないことを探す方が難しい、それがプログラミングなのです。
しいて探すなら、キャラクターの絵を描く、とかですかね。
プログラミングができることによるメリット
では今度は、プログラミングができることによってどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
自分のアイデアを形にできる
プログラミングは、要はあなたの頭の中にあるものをデジタル上にアウトプットする手段です。
たとえば、「自サイトを○○なサイトにしたい」とか「○○というキャラクターをデジタル上で自由に動かしたい」のようなあなたのアイデアを、形にする手段だということです。
絶対面白いけどどこにもない!
というあなたの頭の中にあるゲーム世界をデジタル上にアプトプットして遊ぶことだってできるというわけです。
不労所得になる
プログラマーのイメージは、ずっと過酷な労働をしているデスマーチ感がありますがそれだけではありません。
先ほど例に挙げた、あなたの頭に中にある世界のどこにもない面白いゲーム、をあなたが自分で開発できたとするならば、当然それを売ってお金にすることができます。
特にスマホゲーム業界では、個人製作のゲームでも、かなりの売り上げを出している人はいます。
もちろんそれだけではなく、様々な物を作る枠組みのシステムもそうですし、閲覧者を引きつけるスタイリッシュな自サイトなども不労所得につながるのです。
自由に働ける
プログラミングは、その気になればノートパソコンが一台あればできます。
つまりそれは、時、場所、そういった仕事にとって足かせになる様々な条件からの脱却が望めるということです。
そう、例えばノマドワーカーやリモートワーカーのように非出社型の仕事をするうえで、プログラムの知識があるのとないのとでは、その働き方を選択できる幅が大きく違うのです。
それこそ、独立起業してフリーのプログラマーになれば、アナタは労働時間という概念から完全に開放され、あなたの職場は地球になる、そういうことなのです。
転ばぬ先の杖になる
たとえば、あなたがプログラミングとは全く関係ない仕事をしているとしましょう。
しかし、今の世の中、終身雇用のあった昔と違って、正社員だからといっていつ仕事をクビになるのかわからない時代です。
非正規雇用になれば先行きの不透明さはそれ以上。
しかし、そこであなたがプログラミングを学んでそのスキルを持っていれば、話は変わります。
いまやプログラマーは空前の人手不足、デジタル世界のほとんどのことにプログラミングは必要なんですからデジタル社会が衰退するまでこの状態は続きます。
つまり、仕事を突然失っても、働き口がすぐに見つかるというわけなのです。
プログラミング講師になれる
ピアノができればピアノ講師になれ、イラストがかければイラスト講師ができる。
ネットが発達し、日本のどこにいても、言葉さえ通じれば世界中の人とリアルタイムでコミュニケートできる現代では、この講師という仕事は結構な大流行です。
そして、社会に必要とされるプログラミングの講師なら、その需要が高いことは言うまでもありません。
もちろん高度な知識を擁していればその講師としての価値や幅も格段に上になりますが、簡単なプログラミング講座や初心者へのプログラミング講座の方が実は需要が高くなります。
楽しい
「えっ?」という感じになる人も多いかもしれません。
しかし、実は僕がプログラミングをしていて一番実感するのはこれです。
プログラミングの作業自体もゲーム感覚で楽しむことができますし、プログラミングを覚えるとあなたが今見ているネット世界の仕組みが見えてきます。
このサイトのこの動きはなぜそう動いているのか。
「なるほどあれをこうしてこうしているわけか、なるほどねぇ」のように、今までなぜだか動いてるでしかなかった世界が、急に意味をもって感じられるようになります。
本当に楽しいです。
有名な人の言葉から考える今後の将来性
ではプログラミングの将来性を、有名な方の言葉から見ていきましょう。
「日本史より、プログラミングを教えるべき」 三木谷浩史
楽天のCEO三木谷さんの言葉。
もちろんこれは日本史の学問としての意味を否定するものではなく、これからの時代プログラミングは社会の常識になるという意味です。
そうつまり、プログラミングを知らないということがこれからの世界では大きなデメリットになるということです。
「この国の全ての人が、プログラミングができるようにならなければいけない」 スティーブ・ジョブズ
Appleの元CEO故スティーブ・ジョブズ氏の言葉。
この言葉も、三木谷さんの言葉と同じように、もはやプログラミングは常識の範疇であり、それができることが当たり前になるべきだという意味ですね。
そして当たり前のことができないと、どうなるかは言うまででもありません。
「プログラミングを学ぶこと、それはあなたの将来にとって重要なだけでなく、アメリカにとっても重要です」 バラク・オバマ
アメリカ元大統領のオバマ氏の言葉。
この演説はそのあと「最新のアプリはダウンロードではなく、設計してください。それらをただ遊ぶのではなく、プログラムしてください」と続きます。
そしてその想定する未来は、世界のトップであるアメリカ合衆国大統領の言葉である以上、世界の未来です。
「オタクには親切にしておくように。あなたたちは、いつか、彼らの下で働くことになるんだから」 ビル・ゲイツ
マイクロソフト創業者、ビル・ゲイツ氏の言葉。
彼の言うオタクはいわゆるパソコンオタク、つまりプログラミングマニアのことで、まさにプログラミングから初めて世界一の企業を起ち上げ世界一の富豪となった彼らしい言葉です。
つまり、彼はプログラミングの技術そのもの優劣が社会的立場を決める世の中を予言しているのです。
ベターからマストへ
もはやプログラミングのスキルはベターからマストの時代へ突入します。
そうです、できた方がいいというのではなく、出来なくては大変だ、もしくはできていて当然だ、の時代へと突入するというわけです。
そして、それを言っているのは僕ではなく、日本を代表する企業のトップであり、世界的企業のトップであり、世界のトップです。
それはもはや、世界の既定路線だと言えるのです。
初心者にオススメのプログラミング言語とは
プログラミングには、たくさんのプログラミング言語があります。
サイトを作るのに適しているもの、ゲームを作るのに適しているもの、AIを作るのに適しているものなど、言語によって様々な特徴があるものの、無数に存在しているプログラミング言語から、どれを勉強すべきか迷う人が多いのではないでしょうか。
プログラミングを勉強する時に一番初めにつまずくのが、「プログラミング言語選び」だと思います。
以前、初心者向けのプログラミング言語選びについての記事を書いているので、これから勉強を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
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プログラミングを確実に学びたいなら教室を利用する
プログラミングを確実に学びたいなら教室を利用しましょう。
とは言っても、プログラミング教室について次のような意見もあるので、なかなか受講に踏み切れない方も多いと思います。
- プログラミングなんて無料で学べる
- そこのプログラミング教室は割高だ
- この教室で学んだところで実務レベルには到達できない
そこで、ここではそのような意見に対する僕の意見をまとめておきました。
無料で学べるという意見について
確かにネットで検索したらプログラミングの情報はたくさん出てくるので無料で学べる、と言うのも間違っているわけではないです。
しかし、専門用語もわからないプログラミング初心者がインターネットを使って情報を調べるとなるとものすごい時間がかかるので効率が悪すぎます。
効率を良くするためにお金を払うのはおかしくないと思います。
プログラミング教室のが割高か判断するためには相場を知る
まずは「相場」を知ることが大切です。
相場を知るために、他の教室の料金を知っておきましょう。
プログラミング教室の料金
学べる内容は教室ごとに全く違いますが、どれぐらいの料金設定なのか知っておくことは大切です。(2019年8月の情報です)
侍エンジニア塾の料金は、フリーランスコース3ヶ月438,000円。AIコース6ヶ月980,000円。
CodeCampGATEの料金は、4ヶ月(400時間想定)で448,000円(税抜)+入学金10,000円。
tech boostオンライン の料金は、社会人だと月額29,800円+入学金134,800円。学生だと月額19,800円+97,800円。
WebCamp の料金は、30日128,000円、60日218,000円、90日298,000円。
【ポテパンキャンプ】 の料金は、キャリアコース 3ヶ月250,000円。ビギナーコース 4ヶ月300,000円。オープンクラス 2ヶ月100,000円。
TechAcademy [テックアカデミー] の料金は、エンジニア転職保証コース 12週間プラン(300時間)298,000円。その他コース多数。
TECH::CAMPの料金は、月額14,800円(初月無料)+入会金148,000円。(AIあり。テックエキスパートと同じ運営会社。質問し放題)
TECH::EXPERTの料金は、10週間598,000円、半年間798,000円。
また、その他にも「あなたの30分、買ってみます。+【タイムチケット】 」といった「個人からプログラミングを教わる場合」の料金設定も知っておくと良いでしょう。
タイムチケットでのだいたい相場は1時間レッスンで5000円ぐらいになっています。
僕の調べでは、料金だけをみると、1ヶ月で10万程度が相場だと考えました。
卒業したら実務レベルに到達するわけではない
どの教室へ通ったとしても、いきなりバリバリ働けるようになるとは思わない方が良いと思います。
どんな職業でもいきなり実務レベルを完璧にこなすことは難しいです。
弁護士でも医者でも、資格取得したとしてもすぐに実務レベルに到達しているわけではありません。
インターンや研修医などを経て、徐々に能力を上げていくしかないのです。
プログラマーも全く同じではないでしょうか。
実務レベルに到達できるかどうかは個人のやる気次第です。
ただ、僕が受講したテックエキスパートはライザップのようなスパルタなので、受講者のほとんどが実務レベルをこなせる、必要最低限の能力は身につけることができるのではないかと思いました。
「転職できなければ全額返金」保証があることからも、少なくともエンジニアとして転職できるだけの能力は身につくと言えます。
テックエキスパートについてはこちらにまとめておきました。