忙しい毎日の中で、ちょっとした癒しがあると良いですよね。
最近、注目を集めているのが、液体の入ったガラス瓶等の中で、色鮮やかな植物がゆらゆら浮いている「ハーバリウム」。
手入れなども必要なく、長期間飾ることができるので、手軽に出来る癒しのインテリアとして注目されているアイテムです。
そんなハーバリウムですが、完成品を購入しなくても、意外と簡単に、お得に自作することができるのです。
今回は、そんなハーバリウムの作り方についてまとめて紹介していくので、興味のある人は自作してみてはどうでしょうか。
プレゼントにも最適です。
ハーバリウムを自作するのに必要なもの
基本セット
- ドライフワラーやプリザーブドフラワー(楽天)
- 専用のシリコンオイル(流動パラフィンが主成分のものをおすすめ)(Amazon、楽天)
- ビン(楽天)
- ピンセット(Amazon)
- エタノール(Amazon、楽天)
基本的にこれだけあれば作ることができます。
専用のシリコンオイルはハーバリウムを作る際に一番難しいポイントである、「花が浮かび上がってくる」のを防ぐため、できるだけ比重の軽いオイルが使われています。
瓶をお得に購入
可愛い瓶は100均でも入手可能
100円ショップにはセンスの良いおしゃれな瓶が揃っています。(上の写真は実際に100均で購入したものです)
ハーバリウム用の瓶は、ネット通販などで数千円程度で購入することができますが、できるだけお金をかけたくないという方は、100円ショップを見てみると良いでしょう。
100均の瓶をどのように工夫するのか考えるのも楽しいです。
面白い形の瓶を見ているだけで、イメージが膨らみます。
瓶がたくさん揃っている実店舗に行くと、一度にたくさんの瓶を見比べられるのも利点と言えるでしょう。
ハーバリウムの作り方
容器を洗う
瓶を洗ってよく乾燥させ、エタノールで殺菌して乾燥する
殺菌しても水滴が残っていると、カビなどが生える原因になるので注意しましょう。
見た目も悪くなる上に衛生的にも要注意となってしまいます。
早くしっかり乾かせたい時は、ドライヤーを使うと良いでしょう。
専用の液と花を入れる
ピンセットを使って瓶の中に、ドライフワラーやプリザーブドフラワーを入れましょう。
出来上がりをイメージして色合いやバランスなどよく考えてから入れていきましょう。
一度入れてしまってから花の位置を入れ替えたくなった場合、液から花を取り出さなくてはいけないので、液が周りに出てベタベタしてしまいます。
花を液に入れると花が浮かび上がってきてしまうので、花に気泡が付かないように入れ、容器の幅いっぱいになるように詰め込むか、ふさふさとした「かすみ草」などを入れてから花を散りばめるのが綺麗に入れるコツです。
花のバランスを整えながら専用のオイルで満たし、ボトルの上部に少しだけ空気を残すようにして、蓋をすれば完成です。
※空気を残しておかないとオイル漏れが起こることがあります。
上級者!オリジナリティーを出す、インスタ映えさせる方法
綺麗に入れる
- 液に入れる前に花をどのように入れるのか考えておく
- 花の色・種類を揃えて統一感を出す
- 花が浮き上がってこないように「かすみ草」など、ふさふさとしたものを入れる
- 花が浮き上がってこないように「細い瓶」を使用する
- プリザーブドフラワー(楽天)を使う
- 専用のシリコンオイルを使う(Amazon、楽天)
- プロの作ったハーバリウムを見て学ぶ
液に色をつける
よりオリジナリティーを出す為に、色をつける方も多いです。
色をつけるには液自体に色をつける方法と、花に色をつける方法の2通りあります。
しかし、どちらも難易度が高く、色合いや濃度によっては見た目が悪く、逆効果になってしまうので注意が必要です。
液全体に色をつける場合は、花とは違う色をわずかにつける程度にするのがおすすめです。(花と同色では花が目立たなくなる為)
薄く色づけしたオイルなら、植物の色合いを邪魔しません。
また、比重の違いを利用し、液の色を2層構造にする方法もあります。
まず、瓶の中に色をつけたい量分の精製水(Amazon、楽天)を入れ、インクカートリッジや食用色素で着色します。
続いてドライフワラーやプリザーブドフラワーを入れ、最後にハーバリウム専用オイルで満たせば完成です。
水の上に油が浮くように、下は色付き、上は透明の綺麗な2層を作ることができます。
花に色をつける
花自体に色をつける為にはいくつかの工程が必要になります。
工程が複雑で、ハーバリウムを作る以上に難しいので、初めから自分の好みの色に染色された花(楽天)を購入する方がおすすめ。
容器をおしゃれに
容器をおしゃれにすると、一気に印象が変わります。
大きめの瓶や小さめの瓶、太い瓶や細い瓶、定番の四角い瓶だけでなく、フラスコ型や電球型、丸スキットル型など、自由に形を変えることが可能です。
蓋も、液漏れしないものが良いですが、形や色を選ぶことができます。
ハーバリウムは、こうでなければならないという決まりがありません。
自分の感性で自由に楽しみ、自由な発想を活かしていくと良いでしょう。
大きめの瓶にあえて少しのドライフワラーやプリザーブドフラワーを入れて余白の美しさを味わうのも良いですし、試験管のような細い瓶を一輪挿しのように使ってみるのも良いでしょう。
楽しみ方は無限大です。
中に入れるものを工夫する
一口にドライフワラーやプリザーブドフラワーと言ってもたくさんの種類があります。
色、形、見せ方など、自分のイメージに合う素材を選びましょう。
素材を実際にハーバリウムに使ってみると、単体で見ていた時とはイメージが変わり、新しい発見があることも多いです。
多くのドライフワラーやプリザーブドフラワーを使ってハーバリウムを作り上げても良いですし、逆に材料を絞ってシンプルな美しさを探求しても面白いでしょう。
また、花や草だけでなく、レモンやオレンジ、砂や貝殻などを入れるのもおすすめ。(ドライパーツ:楽天)
贈り物にするなら、花言葉などを考慮して作るのも素敵ですね。
台との組み合わせを考える
ハーバリウムは単体でも素敵ですが、台と組み合わせることでより幅広く楽しむことができます。
例えば、理科室にあるような試験管台に、試験管型の複数のハーバリウムを飾れば、他にはないオリジナリティーの高いインテリアに様変わりします。
見せ方はあなた次第です。
ライトアップ
ライトアップ効果を加えると、幻想的な雰囲気を味わうことができます。
ライトの色を変えると、また違った雰囲気を演出できます。
お客様をお出迎えするお部屋に飾っても、素敵ですね。
オリジナルアクセサリーとして活用する
小さな瓶を使って、ハーバリウムのキーホルダーやピアスを作っても良いです。(液漏れしないようにしっかりと蓋を接着する必要あり)
動くたびに中のお花がゆらゆら揺れ、光を受けて煌めきます。
コツを掴めばどんどん新しいピアスを作れますし、人と被らないオシャレが楽しめるでしょう。
液の捨て方
通常の油と同じ
ハーバリウムを作った時に、液の捨て方はどうするのだろうと気になりますよね。
ハーバリウム専用オイルやベビーオイルは、基本的に通常の油の捨て方と同じ方法で処分して良いです。
一番お勧めなのは、油凝固剤を利用した方法で、一番簡単に捨てることが可能な方法です。
液に凝固剤を混ぜると固まりますので、固めて燃えるゴミと一緒に捨てましょう。
もし凝固剤がない場合は、牛乳パックやポリ袋と新聞紙を使った方法もあります。
牛乳パックなどの紙パックを使うなら、紙パックの中に新聞紙や使用済みの紙タオルなどを詰め、ハーバリウムを作った液を染み込ませます。
自然発火を避ける為に水も染み込ませ、最後に粘着テープ等でしっかりとめ、燃えるゴミと一緒に出せばOKです。
紙パックでなくポリ袋やレジ袋などを使う方法もあります。
ポリ袋やレジ袋などに新聞紙などを入れ、液と水をしみ込ませたら、輪ゴム等でキチンととめて燃えるゴミとして捨てる方法です。
紙パックや袋に穴が空いていないかよくチェックしてから行いましょう。
袋の場合は、二重にして捨てるとより安全でしょう。
流しには捨てない
流しに捨てるのはダメです。
排水溝の詰まりの原因になる他、火事の原因になる恐れがあります。
正しい方法でハーバリウムに使った液を捨てて、安全に配慮しましょう。
液の捨て方までマスターできれば、完璧です。
まとめ
見た目に美しく癒やし効果抜群のハーバリウム。
意外と簡単に作ることができますので、自分ならではのオリジナルハーバリウムを作ってみてはいかがでしょうか。
季節に合わせて中の草花を変えてみる方法もオススメです。
以上「【母の日】自作ハーバリウムをプレゼント!作り方・液選び解説」でした。