最近大人の塗り絵が流行っているので、本屋などで塗り絵の本を目にする事も多いとおもいます。
そこで、今回は塗り絵上達のコツやテクニック、あると便利な道具について紹介します。
これから塗り絵を始める人、塗り絵がなかなかうまくならない人、また、塗り絵でなくても、輪郭から描く色鉛筆画をしている人はぜひ参考にしてみてください。
大人の塗り絵とは
大人の塗り絵は、子供の塗り絵と比較すると細かく塗る部分が多いという特徴があります。
集中して色を塗り細かい作業に没頭することによって、作業中はほかのことを考えなくなります。
つまり、塗り絵をしている間は、嫌なことや余計なことを考えることなく、頭の中が非日常ゾーンに入ることができるというわけです。
ストレス発散・リラックス効果
大人の塗り絵は細かい作業にはなりますが、基本的には単純作業であり、尚且つ作品が仕上がった時の達成感を感じることができますので、手軽に行えるストレス発散方法として人気が増加傾向にあります。
また、童心にかえることによるリラックス効果も期待することができます。
認知症の予防
色を塗るために手や目を使いますし、塗り絵はセンスを問われますので脳も使います。
つまり、五感を使うことになり、脳の老化防止効果も期待することができるというわけです。
楽しく塗絵をしながら痴呆症の予防にもつながりますので、若い人のみならず高齢の方にも人気がある趣味となっています。
道具を揃える
色鉛筆
練習する時は安い道具を使うのが良いのですが、本格的に色鉛筆塗り絵・色鉛筆画を描く時は道具にもこだわりを持ちましょう。
大人の塗り絵を始める際に必要な道具については、塗り絵ブックや色鉛筆などの画材は絶対に必要な道具となります。
塗り絵は描くテクニックも重要ですが、仕上がりには道具による違いも大きく、特に色鉛筆は重要です。
オススメ色鉛筆
カリスマカラー72色セット(Amazon、楽天):耐久性・耐光性に優れているのが特徴で、永く作品の色彩を保つことができます。
ホルベイン150色セット(Amazon、楽天):150色もの色があるので、通常の色鉛筆では難しい表現も可能。
ペリシア36色セット(Amazon、楽天):三菱の色鉛筆で高級微粒子顔料を使用した、プロ仕様の色鉛筆セットです。
これらのオススメ色鉛筆は、通常のものと比べると柔らかく、ノリが良く作られているので、重ね塗りしやすいです。
その為、自分のイメージした色で塗る事が可能になります。
少し値段は高いのですが、それだけの違いがある事は一度使ってみるとすぐにわかるでしょう。
鉛筆削の重要性
色鉛筆を削る鉛筆削りもとても重要な必需品となります。
100円ショップで購入することができる簡易的な鉛筆削りよりも、文具店などでしっかりとした鉛筆削りを購入することをおすすめします。
塗り絵には、色鉛筆を尖らせておく必要がありますので、必然的に鉛筆削りの出番は非常に多く、鉛筆削りの良し悪しで仕上がりに歴然とした差が現われるからです。
細かい箇所に限らず、大きな面を塗る際にも色鉛筆の芯は常に尖らせておくということが、大人の塗り絵の基本となります。
鉛筆削りの中には、いくら削っても芯先が尖らず、色鉛筆だけが短くなってしまうものや、途中で芯が折れてしまうような道具も存在しています。
カッターで削る事も
大人の塗り絵の上級者の中には、鉛筆削りを使用しないでカッターで削る方もいらっしゃいます。
本気で塗り絵を極めるならば自分の思い通りに削ることができるカッターを使用しましょう。そうでなければ、せめてしっかりとした鉛筆削を使用しましょう。
紙
輪郭から描く、色鉛筆画をしている人は紙にもこだわりを持ちましょう。
コピー用紙:色鉛筆の色が乗りやすい。消しゴムで消しても傷みにくいが破れやすいので注意が必要。
ケント紙:精密な細かい絵を描きやすい。消しゴムで消しても傷みにくいが、色鉛筆の色がやや乗りにくい。
画用紙:鉛筆での濃淡を表現しやすく購入しやすい。消しゴムで消すと傷みやすい。「細め」と「荒め」がある。色鉛筆画ではより細かい表現が可能な細めがおすすめ。
消しゴム
塗り絵や色鉛筆画では通常の四角い消しゴムよりも「ノック消しゴム」がおすすめ。
より細かく、狙ったところを消す事ができるという事と、手が汚れにくいというメリットがあります。
また、消しゴムのカスが出にくい「練り消しゴム」もオススメです。
上達する為のテクニック
線の向きを揃える
子供の塗り絵の場合には、線の向きがバラバラに塗っていることも少なくないのですが、線の向きがバラバラだと仕上がりが汚くなります。
つまり、塗り絵をキレイに仕上げるためには、線の向きを揃えるということが基本のテクニックとなります。
「斜め塗り」や「縦横塗り」に揃えて塗る事のできるように、実際の絵を塗る前に練習しておきましょう。
塗る方法
広い面を塗る時には、色鉛筆を寝かせるようにして描くと均一に塗りやすく、タッチが柔らかくなります。
できるだけ力を入れずに同じ筆圧で、同じ角度で塗るようにしましょう。
狭い面積を塗る場合は鉛筆を立てて塗りましょう。
綺麗に塗る為には均等に塗る必要があるので、絵を塗る前に、均等に塗るだけの練習をしておきましょう。
塗る色の順番
大人の塗り絵の塗り方の基本については、明るい鮮やかな色・薄い色から先に塗るということが挙げられます。また、遠くから塗る事も重要です。
暗いくすんだ色から先に塗ると、色が混ざりやすくなってしまいますので色の順番には注意しましょう。
また、先に塗った色が強くなるということも知っておきましょう。
重ね塗り
全体的に一通り塗り終わりましたら、次は「重ね塗り」という手法を用いて一つ一つを仕上げていきます。
重ね塗りは、色に深みを持たせるテクニックとなります。
植物の葉っぱなどは、この手法を用いて緑色に黄緑や黄色、濃い緑などを重ねていくと、葉に肉厚感を持たせることができます。
光と影を考える
色鉛筆画や塗り絵だけでなく、油絵や水彩画など、他の絵を描く時にも共通している事ですが、光と影を考えながら書きましょう。
実際に見ている物や景色を描いている場合は、まず光源の位置を確認しましょう。
お得に道具を揃える方法
ユーキャンの講座
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5万円近くするのでなかなか手を出しづらいと思いがちですが、教材だけでなくプロが使う本格的な道具もセットになっているのでお得です。
「本格的な用具や材料が一式(普通に買えばおそらく2万円程度)」 + 「プロによる様々な技法、テクニックを解説したテキスト、DVD」 + 「練習帳、色見本表」など豪華なセットになっており、さまざまな題材を描く実力を、短期間に習得できるよう、工夫されています。
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楽しみながら塗り絵の基本を勉強できるでしょう。
よりリアルに色を塗る方法を学ぶ
写真のような、リアルな表現が可能になる塗り方を学ぶことができます。
塗り絵の本
ある程度のテクニックや道具について学んだら、後はたくさん練習しましょう。
ディズニーやドラえもんなど、自分の好みの絵だとより楽しめるので、自分の好きな塗り絵を探しましょう。
まとめ
大人の塗り絵には、ストレス発散やリラックス効果、さらには痴ほう症の予防効果などを期待することができるとして、人気が増加傾向にある趣味となります。
ここでは、上手な塗り方のコツやテクニック、必需品となる道具の選び方などについて紹介してみました。
以上「【大人の塗り絵】色鉛筆塗り絵上達方法!テクニック・便利道具を紹介!」でした。