ゲームなんかしてると馬鹿になる!
と、20年前の少年少女たちは、そんな感じで親に怒られた経験のある人も多いとは思いますが、今やゲームは頭脳を鍛えるものとして定着してきました。
ゲームをすると頭が悪くなるのではなく、頭がよくなるほどにゲームは脳を使うのです。
では、一体どんなゲームがどのように頭を使うのでしょうか。
今回は、そんな頭脳とゲームについて考えていきましょう。
(点数グラフ「レーダーチャート」の点数は個人的な意見ですが、「面白さ・評価点」は執筆時のApp Storeのアプリ評価点です)
ストラテジーゲーム 知能を総動員!認知能力を活性化
経営戦略ゲーム、都市整備、そして戦国シミュレーションなど戦略を駆使してプレーするゲーム。
それが、ストラテジー(戦略)ゲームです。
このストラテジーゲームに関しては、なんと米テキサス大学の研究によって、きちんとしたある能力が鍛えられるという研究結果が存在します。
それが認知力。
認知力は物事を認識してそれを理解し分析する、いわば知能そのものであり、その中心をなすものです。
ロンドン大学のブライン・グラス氏もリアルタイムストラテジーゲームが「認知に関する様々な側面から計測される能力が一気に向上する」という論文を発表していて、まさに、総合的に頭脳を使うゲームといえますね。
おすすめアプリ「三国覇王戦記」
リセマラ不要のスマホゲーム!(リセマラはリセットマラソンの略。アプリのインストールとアインストールを繰り返し行い、初めに良いキャラをゲットすること)
いま世の中には様々なスマホゲームがありますが、面倒な作業としてリセマラがありますよね。
初期キャラがしょぼいと、一番厄介な序盤攻略に支障が出ますから、ゲームを始めるたびにリセマラを何度も繰り返した経験がある人も多いのではないでしょうか。
しかし「三国覇王戦記」には、その必要はありません。
無課金でもしっかり楽しめるように作られているクオリティーの高い良アプリです。
ボードゲーム 刺激こそ最高の脳への刺激
ここで言うボードゲームは、オセロや将棋など、頭使って対戦するゲームです。
特徴として、基本的にルールは簡単ですが、相手の動きによって状況が大きく変化するため、予想外の出来事などに対処する能力が問われます。
予測と予想によって自分のプレーをいかにコントロールするのかを考えながらも、イレギュラーに対処し、そのイレギュラーを楽しむ。
そして、常に自分を裏切ってくる状況に、脳は刺激を受けて活性化されまくりです。
ごくごく簡単なルールだからこそ、思い通りにならない時の脳のリアクションは大きくなり、大きな刺激を得ることができるのです。
また常にターンの短い勝負になりますから、論理的思考能力をその都度使うことにもなり、子供の能力開発にもよく使われているものです。
おすすめアプリ「キングダムオブヒーロー」
このゲームはRPGとして配信されています。
しかし、実際にプレイしてみるとわかると思いますが、ボードゲームの要素が多いゲームになっています。
ターン制でキャラクターを駒のように動かし、敵を倒していくルールです。
知る人ぞ知るプレステの神ゲーである「カプセルモンスター」に似たものを感じます。
ストーリー、アリーナ、無限チャレンジ、ギルドシステムなど、たくさんのモードが用意されているので飽きずに長く楽しめるゲームです。
関連記事:頭を使うおすすめゲーム・ボードゲーム
レースゲーム 即断即決の情報処理と予測能力
レースゲームは0.01秒といった、わずかな時間差で勝敗が分かれてしまうシビアなゲームです。
対戦相手の動きに応じて自分の位置を変化させたり、障害物を避けたり、...。
他のジャンルのゲームと比べ、画面の移り変わりが激しく、情報量が多いので高い情報処理能力が必要なのです。
通常の車の運転でも頭を使うと言われていることからも、レースゲームが頭を使うということは間違いありません。
おすすめアプリ「爆走ドリフターズ」
2019年11月13日に配信開始された本格レースゲームアプリ。
「3分間で手軽に遊べる新感覚のドリフトスピードレースゲーム」とされています。
スマホゲームでは珍しい、0.01秒の戦いができます!
48人勝ち抜きサバイバル戦ができたり、10種類以上の操作テクニックがあったり、実力がしっかりと表れるゲームです。
課金することで、速い車やキャラの服をゲットできますが、速い車を持っていること以上に実力・テクニックが重要になります。
シューティング 即断即決の情報処理と予測能力
シューティングゲームは、レースゲームと同様、とにかく瞬発力がものをいうゲームです。
たとえば「たまがとんできた、避けないといけないなぁ」などと悠長に事を進めていたのでは、すぐに残機を失って終わりですよね。
そうならないために、シューティングゲームをしている最中には、絶えず瞬間的な情報処理が行われています
そして、そのスピードに合わせ、即座に判断、命令、行動をこなす、脳の動き的にはかなり高度なことをやっているわけです。
しかも、さらに高度になってくると、そこに予見というものも入ってきます。
つまり敵の動きを予想して先回りして動くということですが、この予測能力というのも、かなり活発に脳を使わないとできないことなのです。
まさにそれは、スポーツ選手がやっていることと同じ。
当然のように、瞬間的な判断能力と情報処理能力を駆使し、そして必要とあらば、予測能力を発揮して行動につなげていく。
それは、思いのほか高度な脳の働きです。
おすすめアプリ「アズールレーン」
無課金勢に朗報!課金なしでも極めれる美少女シューティング。
艦船の擬人化美少女、というと某タイトルが浮かんできそうですが、そのタイトルに負けず劣らずなのが本作。
発売から瞬く間に人気が出て、あの某ビックタイトルにも負けず劣らずの人気を誇っているのがアズールレーンです。
システム自体は、文字通り可愛い少女たちが躍動するリアルタイムシューティングゲーム。
改造や限界突破などの育成要素も多く、出撃と共に上がる好感度が育っていけば、結婚もできてしまうという。
何より注目すべきは、SSRキャラがステージドロップするという事実。
いまやいろいろなスマホゲームがあるものの、レアキャラが通常ステージでドロップするというのは画期的ではないでしょうか。
あと、美少女が超かわいいのも人気の秘密ですね。
タワーディフェンス 即座に判断する戦略の連続
タワーディフェンスゲームは、一種のリアルタイムストラテジーゲームといえます。
ですので、やはり人間の知能そのものである、認知能力をフルに使って遊ぶゲームであるといって間違いはありません。
また、戦略を即時に実行に移していく、即応的な判断能力が必要になるうえに瞬時の情報処理能力も必要となるなど、かなり脳みそをフル活用しなければいけないゲームですね
また、内容が高度になっていくにしたがって、フィールドを見たとたんに過去のフィールドとの類似性や相違点を瞬時に判断しなければいけませんので、記憶能力も重要。
覚えることももちろんですが、覚えたことをすぐに引き出せる能力というのは、かなり脳の働き的には高度な働きだったりするのです。
パズル 瞬間的でルーティンになりにくい情報処理
パズルゲームは、次々に変化する状況に瞬時に適応し、そして判断しなければいけません。
しかも、目の前に繰り広げられる状況を把握するためには、高度な空間認識能力も必要としますし、そうやって手に入れた情報をいち早く処理しないとゲーム攻略には結び付きません。
つまり、かなりレベルの高い空間認識能力と情報処理能力を使わないとダメなゲームといえるのです。
また、パズルゲームの様に毎回攻略方法の変わるタイプのゲームは、いわゆるルーティンワークではなく即座の判断で攻略するものですから認知症予防にも良いとされています。
マルチタスクで進行する情報処理と空間認識、またそれを操作するために行う指の筋肉との連動は脳の活性化に大いに役立つものとして注目を集めているのです。
おすすめパズルアプリ「ミストクロニクル」
ミスとクロニクルは、ローテーション式のブロックパズルバトルという新要素が楽しいRPG。
そのバトル方式は、当然新しさだけではなく、きちんと考えこまれたやりこみ要素も高く、これまでのバトルシステムに飽きてきている人にはまさにうってつけ。
しかもキャラ育成要素や国家運営などゲーム好きの要求をとことん満たそうとする厚みのあるシステムは、やりこみ要素と共にゲーム好きを唸らせるできになっています。
しかも、大事なことですが、キャラがかわいくて癒される。
ちょっと緩めのコミカルなストーリーとともに現れるキャラも、育成キャラもホンワカしたタッチのデザインがなんともかわいくて、それではまりそうな魅力。
序盤のガチャ支援もしっかりとしていて、当然無課金勢も楽しめる。
しっかりと課金するかどうかを見極めるまで、飽きさせずに遊ばせてくれる良作になっています。
おすすめパズルアプリ「パシフィック・リム:怪獣ウォーズ」
ジャパニーズカイジュウがアメリカを魅了した映画パシフィックリム。
その映画の世界観を移植して誕生し、人気のパズルRPGとして登場したのが本作。
映画だけでなくアプリも人気が高く、現在(執筆時)App Storeのレビュー評価4.5点とかなりの高得点。
映画でもド派手に暴れまわったイェーガー(プレイヤーロボット)とカイジュウのバトルが存分に楽しめる出来になっています。
バトル方法は王道パズルゲームの方式を受け継いでいて、操作性は抜群。
そして、その結果に応じてバトルを繰り広げる3DCGのイェーガーとカイジュウの動きの速いことと言ったら、ちょっとそれだけを見るためにプレーしたいほど。
また、イェーガーの強化なども、充実していて、まさにロボット魂をくすぐる内容もばっちり。
パシフィックリムの世界観がぞ分に楽しめる、映画と合わせて二度おいしいゲームになっています。
オンライン対戦・協力ゲーム ゲームと人間関係構築のマルチタスク
オンライン対戦ゲーム、これはジャンルによっても色々ですがオンラインだからこそよく使う能力は共感性。
つまり人間関係を円滑にし、そこにコミュニケーションを必要とするような協調能力をフルに使って遊ぶのがオンラインゲームですから共感力は常に使わなければいけません。
しかも、人間関係とゲーム攻略をリアルタイムのダブルタスクで行わなければいけません。
これにより、脳梁を経由する情報伝達を常に行っていかなければいけませんから、その点でもかなり頭脳をフル活用するゲームといえますね。
仙界サーガ
App Store評価点
太古の神話をモチーフにしたARPGスマホゲーム。
全世界で1000万ダウンロードされている人気ゲームで、1000人同時プレイできること!
オンラインでバトルや交流ができるので、飽きることなくいつまでも遊べるアプリです。
MT:エピック・オーダーズ
App Store評価点
DMM GAMESから、2019年7月10日にサービスが開始されたMT:エピック・オーダーズは、迫力の戦闘シーンや綺麗なグラフィックが魅力の王道MMORPG。
そのゲームシステムは、とにかくやりごたえ抜群。
やりごたえ抜群のゲームシステム
- 超高難易度のギルドダンジョンは最大10人で参加可能
- 最大「200人」vs「200人」のプレイヤー集団同士のバトル
- 仲間と協力必須なマルチダンジョン
ゲーム好きの要求をとことん満たそうとする厚みのあるシステムは、やりこみ要素と共にゲーム好きを唸らせるできになっています。
Looney Tunes ワールド・オブ・メイヘム
30代のスーファミ世代の人ならわかる人がいるかもしれませんが、僕はバッグスバニーの登場するアクションゲームがかなり好きでハマっていました。
特に「タイニートゥーンアドベンチャーズ」は名作中の名作だと思っています。
なんと、そんな名作ゲームを生み出す「バッグス・バニー」(ワーナー・ブラザースのアニメーション作品のキャラクター)が登場する最新アプリが登場したのです!
ということで、早速インストールして遊んでみました。
内容はアクションRPGということだったのですが、RPGというより、ターンベース戦略のバトルがメインのゲームでした。
プレイヤー同士の対戦も可能になっていることと、スーファミの頃と変わらないBGMで、個人的にかなりおすすめのアプリです。
スーファミのバッグスバニーのゲームをプレイしていた人も、そうでない人も、ぜひプレイしてみてください。
きっと楽しめるはずです。
おすすめアプリ「FAITH」
オンゲの最高峰といえば、やはりMMORPG。
そんなMMORPG界に新たに名乗りを上げたオープンフィールドのMMORPGがNEXONから登場したこのFAITHです。
とにかくこのゲームの特徴はその自由度。
- 戦場の最強を決める1人vs1人の「決闘場」
- 勢力ごとの4人vs4人チーム戦「コロシアム」
- 拠点占領を争う20人vs20人「ギルド戦」
- 6人で巨大ボスを討伐する「レイドダンジョン」
- 相手領地で秘密裏にクエストを遂行する「侵攻」など
多彩なゲームモードも用意されているのでやり込み要素は抜群です。
キャラメイクの自由度も高く、広大な世界で自由に遊びたい人にはもってこいのゲームになっています。
また、クエスト先への自動移動やセミオート・フルオートに設定しての放置プレーも完備されていて、まさに時と場所を選ばすに自由に遊べます。
グラッフィックや背景のクオリティ、キャラのビジュアルもハイセンスで、ハズレ要素のないMMORPGとして抜群の完成度を誇っているのです。
RPG ストーリーを楽しみ、問題を解いていく論理的思考
ストーリーに従って攻略していくRPG。
登場するNPCなどの言動からヒントを拾い上げ、それをもとにストーリーを想像し目的地に向かっていくこのゲームは、推理や予測を繰り返すことで論理的思考力を使います。
つまり、フラグからストーリーを予想するためには、論理的な思考ができないといけないというわけです。
また、そう言ったNPCなどの何気ないセリフや、画面上に存在する小さなヒントなどを明確に覚えておかなければいけませんから、注意力や記憶力もかなり使っているはずです。
またこれはRPGをプレーしたことがある人ならば誰しも経験したことがあると思いますが、そのストーリー性の高い舞台は、自分自身の妄想の題材としても最適。
「自分がそこにいたら」という妄想。
ちょっと人に言えない系も含めて様々な妄想力もかなり使う、それがRPGです。
おすすめアプリ「OVERHIT -オーバーヒット-」
美麗すぎる必殺技、シネマティック・スキルに酔いしれろ!
本当にこれがスマホゲーム?と思える美麗なグラッフィックがなにより魅力な「OVERHIT -オーバーヒット-」。
キャラクターの造形美や、その世界を彩る背景グラッフィックはもちろんのこと、その滑らかな動きはもう見ているだけで満足できてしまいそうな完成度の高さ。
中でも、キャラクターごとに用意された必殺技、シネマティック・スキルは必見。
ど派手な演出と、個性的なグラッフィク、美麗なアクションはもちろんのこと、セクシーなお姉さま方がセクシーに揺れる!
とにかくそのハイクオリティーな映像だけでご飯三杯はイケてしまいそうなゲームです。
ゲーム自体もしっかりとした作りのアクションRPGとして十分な魅力があり、キャラ育成もできて普通に良ゲームです。
でもやっぱり見どころは、グラッフィクですね。
育成・恋愛シミュレーション・萌えキャラ 感情と理性、どちらもフル活用
こういったゲームでよく使う能力は、ある意味情緒面での能力ですね。
というのも、こういったゲームではただ単に計画的に事を運ぶ計画性や段取り能力を使うだけでなく、お気に入りキャラを相手に想像や妄想を膨らませたり、育成の喜びに酔いしれるということが多いです。
こういう経験や行動は、人間の情緒面での活動をグンと活性化させます。
これは、脳でいう所の大脳辺縁系という場所の活性化につながり、感情や情緒、つまり感受性をつかさどる脳の部分を鍛えてくれるのです。
また同時に、面倒な育成やプロセスを踏まなければいけないものも多く、この時は前頭葉の前頭前野を鍛えています。
このように、感情をつかさどる大脳辺縁系と、理性をつかさどる前頭前野を同時に使うことによって、より感情豊かでありながら冷静で自制の利いた脳が育つかもしれません。
そうでなくとも、双極の互いに打ち消し合う脳の部位を同時に使うことは、かなり脳にとってもよいことだといっていいはずですね。
おすすめアプリ「神式一閃 カムライトライブ」
同レベルのユーザー同士がマッチングされ、 勝利するごとにランキングが上昇していく大人気のオンライン要素もある育成ゲーム!
どのキャラも最高レアリティまで成長したり、キャラごとにストーリーが違ったりするので、やり込み要素も満載。
長く楽しめるアプリを探している人には最適なアプリでしょう。
音ゲー・リズムゲー ほぼスポーツのような脳の活用
音ゲーやリズムゲーは、その激しい操作(時には運動そのもののような動き)から運動をしている時のような脳の動きが起こります。
現在スポーツ科学では、脳の研究が盛んにおこなわれ、スポーツによって脳の認知能力をはじめ、様々な部分が鍛えられることがわかっています。
そう、つまり頭で考えながら激しく体を動かすこの手のゲームにはそれと同じ効果が期待できるということ。
また、当然音楽を聴きながらのゲームになりますから、脳の聴覚野などが鍛えられることは言うまでもありませんし、ものすごい速度で情報交換が行われてもいます。
これにより、音ゲーやリズムゲーは、スポーツのように脳を鍛えると同時に、総合的に脳をフル活用しなければいけないゲームだといえますね。
おすすめアプリ「ピアノのタイル2」
まとめ そもそもゲームはマルチタスクを養う
いかがでしたか。
それぞれのゲームでどのように頭を使うのかについて考えてきましたが、すべてのゲームに共通するのが、マルチタスクな頭の使い方が必要だということ。
そして、このマルチタスクな頭の使い方こそ、現代の情報化社会には欠かせない能力。
ゲームによってこのマルチタスクな頭の使い方に慣れていけば、現代を生き抜くうえで重要な能力が鍛えられるかもしれませんね。
以上「【頭を使うゲームアプリ】頭脳戦略・頭を使うゲームジャンル別紹介!」でした。