最近学生やサラリーマンの中で、話題急上昇となっている「スポーツバイク」はご存知でしょうか。
今回は、そのスポーツバイクを利用して効率よくダイエットを行う方法について、スポーツバイクを知らない方でも分かるように、大きくいくつかに分けて解説していきます。
スポーツバイク
スポーツバイクの種類
(ご存知のない方向けですので、知っていらっしゃる方は飛ばして頂いて構いません。)
自転車といっても一般的な「ママチャリ」や「スポーツバイク」に分けられています。
ママチャリの中でもシティサイクル・ミニサイクル・ビーチクルーザーなど解説し始めるとキリがありません。
今回はスポーツバイクについてですので、スポーツバイクについてのみ解説させて頂きます。
先ほどの通り、スポーツバイクにも三つほど種類があります。
- 競技向けのロードバイク
- 山道などでも快適に走る事のできるマウンテンバイク
- 街中を走るように開発されたクロスバイク
タイヤの太さ
スポーツバイクといえばタイヤが細いイメージがあると思います。
タイヤの太さを簡単に表してみると
ロードバイク < クロスバイク << ママチャリ <<< マウンテンバイク
という感じになります。
タイヤが太くなるにつれ自転車が安定する仕組みです。
ママチャリとの違い
通勤・通学の際、ママチャリに乗っていると、後ろからスポーツバイクに抜かされた経験がある人も多いと思います。
スポーツバイクに乗っている人は、速度が早いにも関わらず、それほど疲れていないことに気がつくと思います。
スポーツバイクはママチャリに比べ、漕ぎ数を増やさなくてもある程度のスピードを出す事ができるよう計算・設計されています。
ちなみに、ママチャリの平均速度は時速12kmなのに比べ、スポーツバイクは時速20kmと言われています。
スポーツバイクを利用したダイエット
快適な有酸素運動が可能
スポーツバイクを使えば、運動の苦手な人でも快適な有酸素運動をすることが可能になります。
ダイエットと聞くと辛いイメージがありますが、「スポーツバイクに乗り始めてから気付かない間に痩せていた」という話も聞くほどです。
通常の有酸素運動であるランニングやスポーツでは、辛く感じてしまいがちですが、なぜスポーツバイクだと有酸素運動が辛くないのでしょうか。
それは、自転車に乗っていると体感温度がマイナス2度になるという事が関係しています。(実験で証明されています)
つまり、ジムなどでガンガン汗をかきながら有酸素運動をするよりも、涼しく、快適に運動できるのです。
また、自転車に乗る事で体幹が鍛えられ、知らぬ間に効率よくカロリー消費をするのです。
気分も爽快
ジムのエアロバイクなどは、ダイエットや運動のために作られたものですので、「ダイエット・運動」自体が目的になってしまいます。
それに比べ、スポーツバイクでは自分の好きなように、「旅行」を目的にすることだって可能なのです。
行ったことのない旅に出るのも良いですし、綺麗な景色を見に行くのも良いでしょう。
このように、単にダイエットと考えるのではなく、綺麗な夕日が見たいなと思えば、運動ついでにスポーツバイクに乗ることができるのです。
通勤に便利
10km圏内であれば電車よりも早いという事は珍しくありません。
ダイエットにもなり、電車賃も浮いて一石二鳥です。
普段電車通勤をしている方は、スポーツバイクに乗ってみてはいかがでしょうか。
スポーツバイクを使うダイエットの効果・効率の良さ
足は太くならないのか(女性)
最近では、男性向けだったスポーツバイクのレディース用が開発されたため、オシャレさを求めて購入する人も増えてきました。
僕の知り合いの女性で3年ほどクロスバイクに乗り続けている人がいるので、足が太くなることはないのか聞いてみたのですが、足が太くなったと感じることはないそうです。
むしろ少し引き締まり、程よい筋肉がついたそうです。
競輪選手をみていると足が凄く太いイメージがありますが、それは競技をおこなっているためのものであり、一般の方が、通勤通学や趣味程度に乗る場合では全く問題ないのだと思われます。
むしろ、足を太くするほど筋肉質にすることは、ボディビルダーの方でも苦戦するほど難しいことですので、心配しなくて良いのではないでしょうか。
具体的にどこが痩せるのか
自転車と聞くと足だけを使うイメージですが、実はお腹周りも引き締められるという効果もあります。
スポーツバイクに乗っている人をみると、前傾姿勢になっていることがわかると思います。
実は、あの前傾姿勢にも筋肉が使われているのです。
主に背筋や腹筋を使うため、下半身しか使っていない様に見えるのですが、上半身も使っているのです。
これを聞くと「姿勢もきついのか」と思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。
慣れるまでの間は前傾姿勢になっていることで恐怖を感じる人もいますが、2、3日もすれば全く違和感がなくなりますので、安心してください。
このようにスポーツバイクは基本的に気付かない間に、運動効果が発揮されるのです。
ダイエットすることに飽きないのか
一般的な苦しいダイエットだと、途中で諦めてしまったり、その運動がストレスになってしまうなど経験したことがある人もいるかもしれません。
長期休暇に運動せずに太ってしまう人、ダイエットを試みたものの三日坊主になってしまい痩せることができない人、は多いのではないでしょうか。
そんな人にもスポーツバイクがおすすめです。
スポーツバイクは苦しさは全く感じなく、むしろずっと乗っていたいと思うほどです。
実は、自転車にはそのスピード感と爽快感により、ストレス発散効果があるといわれています。
ウォーキングやランニングではたどり着けない遠い場所へ行ける魅力や、車では発見できない景色やお店を探しに行くのも楽しいかもしれませんね。
是非、楽しみながらダイエットに挑戦してみてはいかがでしょうか。
具体的なダイエット方法
いままで、スポーツバイクのダイエットの効果や効率の良さを紹介してきました。
では、実際どのぐらいの運動量が最適なのか紹介していきます。
具体的な距離や時間 どのぐらいが最適なのか
程よく汗をかくのが、30分から1時間を超えた辺りからです。
適当な運動量もこのぐらいになります。
坂道や下り坂であればその分差が出てきますが、基本的に1時間ほどであれば無理なく走ることができると思います。
僕の場合は、2つ隣の県にある約100kmの所へ行ったのが一番の遠い距離でした。
往復で10時間ほど漕ぎ続けていましたが、それほど苦しさは感じなく、着いた時の達成感で満ち溢れていたことを今でも思い出します。
脂肪燃焼の効率を上げるためにも、ダラダラ漕いでいては意味がないので、息が軽く上がり、人と会話しながら漕げるスピードが良いでしょう。
正しい姿勢
- 背筋をのばす
- 腕に力を入れない
- 下を見ずに2、3m先を見る
- つま先は進行方向へ
- ハンドルを握る手に力を入れない
- 荷物はできるだけ軽く、左右対称になる(リュックなど)が好ましい
などです。
実際にサイクリングに行く前に、確認しておきましょう。
これらを注意しながら乗ってみると普段より快適に乗ることができると思います。
また、脂肪燃焼効率を上げることにも繋がるので、実践してみて下さい。
ギアはどうすれば良いか
基本的に、高価なものでなければギアの最高点は6です。
本来ギアとは回転数を一定に保つためのものであり、坂道ではギアを軽く、下り坂ではギアを重くするというのが本来の使い方です。
実際、ダイエットとなると重めのギアの方が良いかと思われがちですが、それは大きなまちがいです。
実はギアが重すぎると、その分運動ではなく力を加えるだけの筋トレとなってしまい、脂肪燃焼効率が悪くなってしまうのです。
その結果、本来有酸素運動であるはずのサイクリングが、無酸素運動となってしまいます。
これだと全くダイエットの意味がなくなってしまいます。
大事なのは軽く息が上がる程度に、重過ぎない自分にあったギアを探してみることです。
どのぐらいのペースで行えば良いか
筋トレでは週何回が一番効率が良い、というものがあるかもしれませんが、スポーツバイクのダイエットでは、絶対的にこれが良いというものはありません。
自分が行きたいと思った時に出かけるのが良いでしょう。
大切なのは、無理に毎日しようとせず、継続して行うことです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
スポーツバイクでのダイエットは、楽しむということが重要になってきます。
まずはお近くの自転車屋さんで、自分にあったスポーツバイクを探してみてください。色々な種類があるため、探すことから楽しいでしょう。
ぜひ、快適なスポーツバイクダイエットを試してみて下さい。
以上「【趣味】スポーツバイクを始めて効率よくダイエット!詳しい方法解説」でした。