プログラミングを学び、Railsアプリを作れるようになった後に困ること。
それがデプロイする為のサーバー選びです。
サーバーによっては、ミスをすると莫大な料金請求が来ることもあるので、慎重に選ばなければいけません。
そこで今回は、アマゾンのAWS、Heroku、ロリポップの3種類のサーバーを比較紹介していこうと思います。
Railsを公開できるサーバー比較
AWS
ポイント
設定が複雑、ミス(Githubへのパスワード公開)をすると莫大な料金請求が来る、従量課金
AWSは世界トップ企業のAmazonのサービスなので、とにかく質が高いです。
AWSの「ELB」というロードバランサ設定をしておけば、ものすごい数のアクセスがあったとしても問題ありません。
大掛かりなウェブサービスを立ち上げるならかなり良いサーバーといえるでしょう。
しかし、設定手順が複雑で学習コストが高い為、個人で開発したアプリを公開するにはおすすめしません。
それでも個人開発アプリをAWSで公開したいという方は
- EC2インスタンスの作成
- Elastic IP設定
- セキュリティグループのポート設定
- Node.jsやMySQL、Unicornなど必要なもののインストール
- 環境変数の設定
- S3(画像保存)の設定
- ......
などをしっかりと勉強しましょう。
僕はAWSでもアプリを公開していますが、他のサーバーと比べものにならない程、かなり手順が複雑です。
Heroku
ポイント
設定が簡単、解説ページがほとんど英語、ダッシュボードも英語、1日18時間以内の稼働なら無料(執筆時)、月7ドル(1dyno)から(執筆時)
料金は変動することがあるので、利用する前には詳しい料金表を確認しましょう。
有名な海外のサービスです。
AWSと比べるとかなり使いやすく、料金もそれほど高くないのでかなりおすすめです。
SSL設定は無料で可能ですが、カスタムドメインはHobbyプラン以上でないと設定できません。
ただ、英語の解説が多く、エラーが出た場合の対処法を調べにくいというデメリットもあるので、英語が苦手な人はやや使いづらいかもしれません。
ロリポップマネージドクラウド
「ロリポップ!マネージドクラウド 」はWebアプリケーションやWebサイトを「楽」に運営するためのサーバーサービスです。
保守・メンテナンスなどサーバー運用のための専門知識や人材確保は必要ありません。
インフラを気にすることなく、Webサービス開発やビジネスに集中することができます。
ポイント
設定がかなり簡単、公式が日本語なのでわかりやすい、月980円を越えると従量課金(料金上限の設定可能)
日本の東京都渋谷区桜丘町に本社を持つ、GMOペパボ株式会社が運営している。
初期状態からオートスケール(アクセス状況に合わせて自動で対応し、サイトを落とさない)設定もされている。
公式の説明文(ロリポップ!マネージドクラウド )にもあるように、「楽」にこだわって作られているサービスです。
公式ページへ行き、「ヘルプ」 > 「マネクラの使い方」 > 「サーバーへの接続・デプロイ」 > 「Ruby on Railsアプリのデプロイ方法」
を見てもらうとわかりますが、手順解説が小さな1ページでまとめられています。デプロイするのに必要なコードは数行。
これだけ少ない手順でRailsアプリを公開できるのはかなり便利です。
また、日本語でメール問い合わせも可能なので、もしもの時も安心です。
料金設定画面
まとめ
Railsアプリを公開する場合、僕はHerokuかロリポップサーバーを使うことをオススメします。
以上「【初心者向け】Railsを安く・安全に公開できるおすすめサーバ!」でした。