以前に読んだり見たりしたのにどうしても内容を思い出せない。
そんなことありますよね。
人に内容を聞かれているのに、なんとなく漠然とハッピーエンドだった気はするけれど、それがどんな内容だったのか思い出せない。
そんな時、思い出したいのに、思い出せないもどかしい気持ちになります。
今回はそんなあなたに、映画や読書の内容を忘れにくくする方法を紹介します。
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はじめに
必要のない情報は記憶しない
映画の内容や本の内容を覚えておく方法の紹介なので、それを考えていかなければいけないのですが、まず初めに楽しくもないものを覚えたいのかを考えましょう。
言うまでもないですが、楽しくもない本や映画の内容、誰にも教えたいと思わない内容なんて覚えてもあまり意味がありません。
誰かに内容を聞かれても、それが楽しくない物だったら「よく覚えてないけどくだらないよ」で済むことで、そこに詳細な面白くなかった情報の説明なんていらないはずです。
逆を言えば、内容を覚えておきたいのは楽しものなはず。
そう「あんなに楽しかった内容を思い出せないのは悔しい」や「楽しい物語をおすすめしたいのに漠然とした内容しか出てこない」といった時、覚えておきたかったのに!と思うんですよね。
当たり前ですが、記憶しておくにはこれが大事です。
必要な内容を覚える為にも、面白くもない余計な情報は覚えないようにしてさっさと忘れてしまいましょう。
時間に余裕がある人は楽しく覚える為に2回見る
勉強の為、あるいは、つまらない内容であったとしてもただあらすじを覚えたい、といった人はいきなり下で紹介する記憶法をしても良いでしょう。
しかし、素敵なラブシーン、ハラハラドキドキのアクションシーン、文章のひとつひとつから味わいと趣がにじみ出てくるような詩のような文章、などを純粋に楽しみたいと思っている場合、「覚える」を目標にしていては楽しみが半減してしまいます。
それでは全く意味がありません。
面白いと思うから覚えたいというのに、覚えようとすることで面白いと感じないのでは本末転倒もいいところですよね。
純粋に楽しみたいと思っているなら「初めの一回は覚えようとしない」ことが大切です。
それが面白いものであれ面白くないものであれ、はじめはしっかりと鑑賞、もしくは読書してはじめて、それが面白いかどうかを感じることができるはずです。
そこで面白いと感じたものなら覚えればいいのです。
最初にその物語を経験するときに、今から紹介するようなことをしていたら、覚えるべき素敵な物語が存在しないことになってしまうかもしれません。
それは、覚えていないよりも悲しいことです。
覚える方法① 目的を持って楽しむ(アウトプット)
- 何が面白かったのか感想を口に出して言う
- 誰かにおすすめする
覚えることが目的ですが、ここではそういう大まかな目的ではなく、もっと具体的で詳細な目的、つまり覚えたことをアウトプットする目的を思い浮かべながら物語を見ていきましょう。
じつは記憶にとってこのアウトプットというのは非常に大切なもので、記憶することで脳の中にしまい、そこから取り出すという行動をしないと記憶は取り出しにくくなるんですね。
というのも、じつは脳は、あなたが覚えようとしていなくても、勝手に覚えているものなのです。
しかしそんな脳は、これは今後活用することがなさそうな記憶、もしくはあまり大事ではない記憶だと判断したとき、その記憶を奥にしまい込んでしまいます。
だからこそ、まず1度目は、楽しい記憶(つまり大事な記憶)であることを認識させる必要があったのです。
取り出すことを目的にして記憶をしようとすることで、脳に「この情報は頻繁に取り出す!」とくぎを刺すというわけ。
さらに、見終わった後、実際に取り出すという行動を実行に移せば、もう脳も無視はできません。
大事な記憶、取り出したいと思う記憶、実際取り出しを行った記憶となれば、脳は、これは「使いやすくしまわなければ!」と認識し、取り出しやすい場所に記憶を配置してくれるというわけなのです。
そして、この「いつでも取り出せる位置に記憶がしまわれている」というのが状態こそ「覚えた」という状態。
大事なのはインプットではなく、アウトプットというわけなんです。
感想を言うために何が面白いのかをとらえようとする
一番はこれですね。
何が面白くてどうして楽しかったのかを、物語を鑑賞した後に感想として自分で口に出すことを目的として楽しんでみましょう。
たとえば物語は、クライマックス(最も盛り上がるシーン)がいきなり単独でドーンと出てくるのではなく、そこまでに導入やら伏線やら仕掛け、誘導などが存在します。
そしてそれらすべてが、あなたに面白いと思わせようとする作り手の策略。
あなたはそれを解き明かす名探偵となって、自分はどうして面白いと感じたのかを考え、解明し、そして物語が終わった後に真犯人を指摘するかの如く感想を言ってみましょう。
見終わったらおすすめしようと決める
見終わったら誰かにおすすめしようと思いながら楽しみます。
これは教師や塾講師、予備校講師などの間では普通に知られている事実ですが、人は他人に教えようとすることで普通に学ぶよりも何倍も理解を深め記憶することができます。
なぜなら、相手に教える行為は、より深く、しかも要点を絞って考えなければできないことだからです。
しかも、あなたが面白いと感じた物語の場合、そうでなくとも誰かにその内容を伝えたいという願望はどこかにあるはずです。
ですので、必ず誰かにお勧めすることを前提として、おすすめポイントなどを探しながら見ることにしましょう。
ここまでで内容を覚えられたら、それはそれでOKです。
しかし、そうでない場合は次の段階に進みましょう。
覚える方法② 動作を伴って記憶する(ひも付け)
- メモをとる
- メモを見てどんな内容だったかクイズ形式で楽しむ
- 目次やあらすじから内容を予想するクイズを楽しむ
人間は記憶と動作が連動するとよく覚えられるものです。
なので、記憶を動作と共に行えばより簡単に記憶することができます。
せっかく脳が取り出しやすいところに記憶を設置してくれても、取り出せないことはよくあります。
もしくは、上手に脳に対して「これは重要だから取り出しやすくしておいて!」と伝えられないこともあります。
そんな時は、記憶に動作でひもを付けて、引っ張り出せるようにしましょう。
これならば奥の方にしまわれても、手前にあるのにその場所を忘れてしまっていても、目の前にあるひもを引いてやれば記憶は手元までやってきます。
つまり、とっかかりですね。
メモる動作
覚えておきたいこと、感動した場面、名台詞などをメモりながら物語を見ていきましょう。
あとでそれを見直す必要はなく、メモを取るという行動に意味があると認識しておきましょう。
そう、つまりメモを取るという動作を記憶のひもにしようというわけです。
というのも、この時、メモを取るという行為は記憶する内容の関連情報として脳に残るのです。
思い出す時は、「メモを取ったシーンはどこだったかな?」という風に、つかみやすいひもがそこにできることになり、より思い出しやすくなるはずです。
クイズ形式で楽しむ
物語の内容を、クイズ形式で楽しむというのもひも付けとしては最適解です。
これにより、何度も取り出す作業をして脳に「大切な記憶」だと感じさせることもできますし、クイズをしたという動作からも記憶に残りやすくなります。
クイズの方法は、あなたが書いたメモを見て内容を当てるというのでもいいですし、目次やチャプターから内容を当てるというのでもいいでしょう。
もちろん大事なのは答えをじっくりと考える事であって、正解することではありません。
これはある意味、ひも付けや重要性を脳に認識させることと同時に、記憶を取り出す練習にもなっていい方法だといえるでしょう。
内容を覚える方法③ 脳の中に倉庫をイメージする
記憶法の中の1つにイメージ記憶というものがあります。
イメージ記憶とは、物事をイメージとしてとらえ記憶するという方法です。
これはかなり効果があるといわれているものなのですが、脳にしまうというイメージもまたイメージ記憶の中の一つ。
脳という倉庫に記憶という箱を詰める、そしてそこから記憶を取り出す。
どこにあるかわかるように、脳に命じて取り出しやすい手前の方にしまってもらうことをイメージしたり、その箱にひもを付けて自分で手繰り寄せることをイメージする。
こうして、記憶を漠然としまうのではなく、取り出すことを前提として脳という倉庫にしまい込むイメージをしながら覚えようとしてみてください。
きっと今までよりしっかりと記憶できていくはずです。
まとめ
一番大事なことは、物語や内容を楽しむということ。
これを忘れると、一番初めに脳という倉庫にしまわれる時に、ホコリの積もった奥の方の棚にしまわれてしまって、なかなか取り出せなくなってしまいます。
楽しまないと時間がもったいないですし、物語もかわいそうです。
覚えることに気をとられて楽しんでもらえなかった物語ほど、不幸な物語はきっと存在しないはずです。
以上「映画や本の内容を覚える方法!忘れにくくなる記憶力アップ法」でした。
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