近年では世界のグローバル化が進み、英語の重要性がますます高まってきています。
それでも日本人の英語は上達しているとは言いがたいです。
現在、日本では小学生から英語の学習が始まり、人によっては大学受験の頃までずっと勉強しています。
それほど長い期間英語を学んでいるのに、英語を話せるようになる人が少ないのが現実なのです。
英語が話せるようにならない理由として、日本の英語の学習が机の上で行う受験勉強としての要素が強いからだと言えるでしょう。
そのため、近年では英会話のように、学んだ英語を自らの口で話してみることの重要性が見直されています。
英語習得法
まずは目標・計画を立てる
まず、自分がどの程度の英語を話せるようにしたいのか、明確な目標を立てます。
簡単な日常会話をできるようにしたいのか、アメリカで生活するとしても問題ないレベルにしたいのか、ビジネス英語を使いたいのか、英語の映画を字幕なしで観たいだけなのか、目標によっても勉強法が違ってきます。
目標を立てたら次は計画を立てます。
英単語の数や教材のページ数など、どれぐらいの期間でどれだけ進めるのか決めて下さい。
目標と計画を決めずに勉強を始めると、多くの人が継続する事なく途中でやめてしまいます。
高い教材を買ってもすぐに使わなくなっては意味がないので、必ず目標と計画を決めましょう。
最低限の英単語を知ってから聞く
よく、聞くだけで英語を習得できるようになる、という教材が販売されていますが、当然聞くだけでは習得できません。
英語を聞いてそのまま終わるのではなく、聞き取れるところと聞き取れないところを把握し、それから意味や使い方を学ぶのです。
また、音から入るといっても、基本的で最低限の英単語などは頭に入っているという前提なので、全く知らない英語を聞いてもあまり意味がありません。
1度や2度ではなく、最初は何度も聞いて自力で理解しようとするほど、テキストなどを見たときの理解が深まります。
こまめな復習を心掛けるようにしましょう。
英単語の覚え方
英単語を覚えるために、ノートにひたすら英単語を書いている人はいないでしょうか。
そもそも、書いて覚える必要はあるのでしょうか。
紙にひたすら書くのは、書くことに集中してしまい、肝心の記憶するほうに意識が向かないため非常に効率が悪いといえます。
では、どのようにすれば効率的に暗記できるのでしょうか。
おすすめの方法は、頭の中で情景をイメージするということです。
日本語に訳そうとすると時間がかかってしまいますが、暗記するときに脳内に直接その意味を関連付けておけば格段に処理速度が速くなります。
そのため、リスニングでも認識しやすくなります。
覚えた事を忘れない
勉強した英語を日常で使う
確実に身につけるために、まずは勉強した英語を出来るだけ日常で使ってみましょう。
英会話や海外旅行でネイティブの人と会話ができる機会があれば効果的です。
英語の学習は机の上でひたすらやるものではなく、スポーツの練習などと同じで、理論や知識を覚えるだけではできるようになりません。
実際に話すことで初めて使えるようになるのです。
また、日々の生活においても、英語の語彙力を広げる為に簡単な英語の本を読んでみたり、外国人の友達と交流するようにしましょう。
英語を身近に感じる
英語を忘れないために、常に英語を身近に感じる必要があります。
海外旅行に行く計画を立ててみたり、英会話教室に通ったりする事で英語を習得する為のモチベーションを上げておきましょう。
近年ではネット環境さえ整っていれば、パソコンひとつでオンラインによる英会話を学習することができます。
ネイティブな英語を間近で体験できるので、より実践に近い英語を学ぶことが可能です。
また、英語が全くできない人の場合、顔を出して英会話するのが恥ずかしいと思う事もあると思います。
そのような人は、顔を出さずに会話できるオンライン英会話を試してみてはどうでしょうか。
(よくあるご質問ページ引用: ラングリッチのサービスを受けるために必要なものは何ですか。 インターネットに接続されているパソコンやスマートフォンとヘッドセットがあれば、レッスンを受講できます。 ヘッドセットは近くの家電量販店等で購入できます。ウェブカメラがあればより効果的な授業が可能ですが、必須ではありません。)
大学生などであれば、海外留学やホームステイなどを体験することも貴重な体験となるはずです。
英会話のみならず、海外の文化などにも触れることができ、日本では味わえないような刺激を味わうことができるでしょう。
英語耳にする・リスニングを鍛える方法 3段階
最近話題になる事も多い「英語耳」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
英語耳とは、実際に発音された英語を、母国語を聞くように自然と理解できるような状態にする事をいいます。
最近では、英語耳を鍛えるための英会話の教材も多数出版されていますから、そのような教材を普段の英語学習に取り入れてみると良いでしょう。
ただし、このような教材も最大限に活用するには有効な学習方法を知ることが肝心です。
1.ディクテーション
ディクテーションは、英会話の教材に収録されたものを、文章を見ないで聞いてみるということから始めます。
はじめは全く聞き取ることができなくても、何回か聞いていくうちに理解できる単語が出てくるはずです。
理解できる単語があったら、それを紙に書き出すようにします。
いくつもの単語が書き出されると、場合によってはその会話が何について話しているのか、推測することが可能になってきます。
何度も繰り返し聞いたとしても、聞き取れない部分もあるでしょう。
それらについても憶測してみることが大切です。
ある程度英会話を聞いたあとで文章を見ると、自分が聞き取れなかった部分が実際にはどのような表現になっていたのかを知ることができて、とても効果的といえます。
2.オーヴァーラッピング
オーヴァーラッピングは、実際の会話にあわせて自分も発音してみるという訓練です。
英語耳を鍛えるためには実際のスピードで話してみることで、どの部分が弱く、短く話されていて、どの部分が時間をかけられ、強調されいるのかを理解することができます。
オーヴァーラッピングに慣れてきたらシャドウイングに移行するようにしましょう。
3.シャドウイング
シャドウイングとは、オーヴァーラッピングで真似をして同時に発音していたのを、あえて少し後にずらして発音する勉強方法です。
そのためには、自分が発音する内容について理解していることが必要なので難易度が高くなってきます。
シャドウイングを繰り返していくと、自分のあやふやな点をすぐさま改善していくことができます。
そのため、繰り返すたびに英語が身につき、自信もつきます。
シャドウイングは英会話の教材を最大限に有効活用する事ができる勉強法なので、ぜひ試してみてください。
まとめ
英語を勉強することに、年齢や性別は関係ありません。
その気になれば誰でも身に付けることができる学問だといえます。
ただ、努力の方向が間違っているといつまでたっても英語が話せないどころか、基礎さえ危うくなる可能性があるので自分に適した勉強方法を見つけることから始め、目標を立ててから勉強するようにしましょう。
以上「【英語学習法】すぐ上達する為のポイント!教材有効活用で英語耳にする」でした。