4月になって学校が始まると、なかなか友達ができないということはありますよね。
特にもともと人見知りだったり口下手だったりすると、うまく他人に話しかけることができずに、暗い気持ちでスタートダッシュに失敗することもよくある話です。
でも、だからといって、学生生活を暗いものにしたくはない。それはみんな一緒だと思います。
そこでここでは、人気者の特徴から、人見知りでも友達が出来る方法について考えてみたいと思います。
人気者とは
人気者の素質とは
- ギャグセンスが高い
- スポーツが得意
- 勉強ができる
- 背が高い
- イケメン
など
いきなりこんなことを言ってはよくないのかもしれませんが、はっきり言って人気者の素質は簡単に手に入るものではありません。
いくら友達が欲しいからといって、いきなりギャグセンスが高くなることもありませんし、スポーツが得意になることも、突然勉強ができる事も、難しいと言えます。
また、背が伸びることも、イケメンになることも、あり得ません。
もちろん、ギャグセンスや勉強、スポーツに関して言えば、それなりに頑張れば少しは上達します。
しかし、あくまでそれは「少し」上達するだけですし、4月からスタートダッシュを決めようという時に、そんな長期的スパンの計画は立てられませんよね。
素質を真似する事は難しい
というわけで、そんな人気者の素質をうらやむのはやめましょう。
今回は、あなたにその素質がなく、その素質に近いものを手に入れるには長い時間がかかるとした場合、つまりあなたのスペックは変わらないとした場合の友達を作る方法を考えていきます。
あなたが目指すのは人気者の素質を真似ることではないのです。
人気を失う要素
ここですっぱりいろいろあきらめて心を軽くすることができたら、ここから初めて人気者を分析していきましょう。
意外なことが見えてくるはずです。
人気者の素質=人気者ではない
さて、教室の中を見渡してください。
いろいろな人が座っていると思いますが、中には見た目で人気者になれそうな人も必ず数人はいるはずです。
それを見ると、きっと人気者になるんだろうな、と思いますよね。
しかし、よく考えてみてください。
今までのあなたの経験の中で、顔がいいとか、オシャレだとか、スポーツができるとか、勉強ができるといった人は、必ず人気者でしたか?
そうなんです、冷静に考えてみると実はそうでもなかったりします。
クラス中に嫌われているイケメンや可愛い女子、なんとなく避けられている成績のいいやつ、めんどくさいなぁと思われている運動神経のいい人、いませんでしたか?
つまり、人気者の素質=人気者ではないというなによりの証拠です。
人気のない人の特徴
では、そんな人気者の素質を持ちながら人気の無かった人はどんな人だったでしょうか。
いくつか例を書き出してみます。
人気を失う人の特徴
- 些細なことですぐ怒る
- 少しでも間違いを指摘されると、テンパりながらしつこいくらい反論してくる
- いちいち自分すごいアピールをしてくる
きっと思い当たる人が目に浮かんだはずです。
ではそういう人はなぜそうなってしまうのか。
それは、「余裕がない」からではないでしょうか。
人気者の素質がない人間からすると、何で余裕がないんだ?と思いますよね。
しかし、その答えは実は簡単で、そういう人たちはとにかく完璧主義で、自分の失敗を人に見せたくなかったり、実際の自分より良く見せたいと常に焦っているんです。
だから、些細なことで怒ったり、必死で反論したり、面倒な自己アピールを重ねてくるというわけです。
自分の持っている人気者の素質に似合う評価を受けることができないという事実が、恥ずかしくて仕方がないからなのです。
余裕をもつことで人気が出る
人気を失う要素である「余裕のなさ」は、恥をかきたくないという感情からきているのです。
人気者になれるだけの素質を持っていたとしても、それを持っていることが災いして、失敗を極度に恐れてはずかしがるのです。
絶対失敗しないだろうという評判があるせいで、失敗して恥をかくのだけは絶対嫌なのです。
「かわいいのに服がダサい」とか「勉強できるのに常識がない」とか「運動神経良くても試合で目立たない」などとは、絶対に言われたくないのです。
だからこそ、ささいなことで怒り、むきになり、自慢してくるというわけです。
恥をかきたくないばっかりに。
それはあなたが人見知りである理由と同じです。
人気者の要素
ここまで人気者について考えると言いながら、考えてきたのは人気のない人でした。
しかし、ここからは本当に人気者について考えていきます。
どちらかというと、人気者の素質がないのに人気のある人、コミュ力一本勝負で人気のある人です。
人気者素質がないのに人気がある人の特徴
こういった人達の特徴は、恥ずかしいという感情が欠落しているということです。
具体的に言うと、
- 背の低いことを利用して元気の良さを売りにする
- 太っている女子は大食いであることを自分の特徴として前面に押し出す
- 成績の悪い人はそれで笑いをとる
などです。
恥ずかしいと思わずに、むしろ自分の個性にしているわけです。
これは、イケメンでも可愛くもないお笑い芸人が人気になるのと、理屈は同じです。
よく食べることを売りにした「水卜アナ」が一躍女子アナでトップの人気になったのもそれですし、抱かれたくない男殿堂入りの出川さんだって笑いにすることで今やテレビ界1の人気者です。
そして、そんな人たちは、自分の欠点をいじられても余裕で笑えているはずです。
そこがポイントなのです。
最初から恥を捨てている人はいない
自分の欠点や短所を売りに変えている人も、何も初めから恥を捨てていたわけではありません。
最初はすごく恥ずかしくて、それでも何とか友達が欲しいからこそ、彼らは恥を捨てたのです。何度も恥をかくことで、です。
そう、彼らはすでに恥をかいているんです。
そしてはずかしい思いをして、それを繰り返してきたのです。
その中で恥ずかしいという気持ちがだんだんと薄れて、恥ずかしいことに慣れたというわけですね。
そして、そのうちそれは彼らの売りに代わっていったのです。
人見知りも訓練で克服できる
失敗しても気にしなくて大丈夫
もしあなたが人見知りで恥ずかしい思いをしたくないと考えているのなら、「死ぬほど恥ずかしくても死なない」ということを考えてみて下さい。
もしあなたが、あまりよく知らないクラスメイトに話しかけて、何かとんでもない失敗をして、その時死ぬほど恥ずかしい思いをしたとしましょう。
しかし、あなたが家に帰れば普通にご飯を食べられますし、普通に眠くなれば寝ます。
次の日はきちんと起きることができて、学校に行けば誰もあなたが失敗したことなんか覚えていないでしょう。
はじめは少し大変だと思いますが、失敗を恐れず話しかけてみてはどうでしょうか。
大事なのは恥をかく勇気
人見知りの口下手でも友達をつくる方法、それは恥をかく勇気を持つことです。
恥を捨てて自分の短所を長所に変換できれば、友達はできるでしょう。
いろんな失敗やはずかしい経験を積んでいけば、いつしか恥を笑える自分に気づくはずです。
もちろん、それを笑いに変換すれば人気者にすらなれるのですが、友達を作ることが目的ならばそこまでの必要はないでしょう。
慣れてしまえば良いのです。
まとめ そうは言ってもやはり難しい
もちろん、恥をかくのは死なないとはいえ嬉しいことではありません。
もしあなたが人見知りなら、なおさら恥に対する抵抗が強いと思います。
なので、もし人見知りならばまずは人見知りを克服しましょう。