世の中は「できる人」たちによって作られています。
社会のトップランナーやパイオニア、若くして大金を稼ぐ人というのは間違いなくできる人ですし、そんな人になろうとしても、なかなか簡単にはなれません。
しかし、それはあくまでごく一部のトップランナーだけ。
じつは実際の社会で出世しているひとや、それなりに評価の高い人の多くは「できる人」というより「できる人に見えている人」だけだったりするのです。
そう、見えればいいのです。
そこで今回は、誰でもできる、できる人に見られる方法を「行動」と「見た目」に分けて紹介します。
できる人に見られる方法 行動
できる人に見られるには、当たり前のことが当たり前にできなければいけません。
もちろん人には得意不得意はありますが、要は「一般的に当たり前だと思われていること」をきちんとできるというのはできる人に見られるための前提条件になります。
これができないと「できる人」ではなく「できない人」に分類されてしまいます。
約束を守る
当然ですが、まずは約束したことをきちんと守りましょう。
約束していることを忘れてしまったり、約束を守るつもりがないような人はまずできる人には見られません。
聞こえるように話す
これも絶対です。
要するに「大きい声ではきはきとしゃべることができる」というものですが、もちろんむやみに大声を出すのではなく、適度な大きさを保って聞き取りやすくしゃべるということです。
説明下手ですとか、要点がまとまらないというのはこの先にあることで、まずはこれができるのが前提。
少なくとも、小さい声でぼそぼそと聞き取りづらいしゃべり方をしているようでは、出来る人認定をしてもらうことはできないのです。
挨拶ができる
朝、誰かと会った時に、普通に「おはようございます」といい、退社するときに「お先に失礼します」といえる。
当たり前すぎる話ですが実際できていない人は多く、そして、そういう人の評判が良くなることはありません。
もしできていないのであれば、早急にできるように努力をする必要があります。
また、よりクリアではきはきと、そして、TPOを踏まえた挨拶ができるように心がけましょう。
時間を守る
いくら仕事ができる人間でも、時間を守れない人や、出退社時刻や納期の守れない人が社会的に信用されるということはあり得ません。
待ち合わせに時間ギリギリに来るのでも、なんとか合格レベルで、すでにそこに待機して待っているくらいで初めて「できる人」認定に近づけるくらいのものです。
時間を守る、これは徹底したいですね。
仕事のやり方
次はできる人に見られる仕事のやり方です。
いわゆる「できる人」とは「仕事ができる人」なのですからこれが最も重要です。
損得以外の行動ができる
これは、他人に対して親切であるか、ということです。
たとえば、自分にまったくメリットがない仕事や作業でも、同じ部内に困っている人間がいた場合それを助けることができるのか、ということです。
また、自分の仕事のついでに、誰かの役に立つ行動を一つプラスしてやっておくというのも良いでしょう。
もちろんやりすぎはおせっかいの範疇に入りますが、やらないよりはやったほうが「頼れる人」になっていくことができます。
当然それは「できる人」の特徴でもあるのです。
他人を頼ることができる
これは、先ほどの対極にある行動ですが、これもしっかりできなければいけません。
基本的にできる人とできない人を分けるポイントは、コミュニティーの中心に近づけるか近づけないかという点が大きく比重を占めます。
その時、他人にものを頼むという行為は、自分がその作業の基点となって他人を巻き込むということになるのです。
これにより、信頼された人からは「あの人は私を信頼してくれる」という想いを持ってもらえますし、一つの作業の中心に自分という人間を置くことができます。
もちろんこれもやり過ぎると逆効果ですが、やるべき時にできるようにしておく必要はあるのです。
できない事はひきうけない
一般に「できる人」を「何でもできる人」と勘違いしている人が多いですよね。
しかし、本当にできる人ならばまだしも、普通の人間はなんでも完璧にこなせるなんて能力は持ち合わせていません。
ところが、できないことを引き受けて失敗したり、最後までやり遂げることができないという人はいるものです。
当然こういう人は、周囲からの信頼を失いますし、言うまでもないことですが「できる人」認定をされるなどということはあり得ないのです。
「できる人」に思われたいからといって、できもしないことは引き受けないようにしましょう。
全体像を常に意識できる
会社における仕事は、細分化された枝葉の部分であることが主です。
しかしここで、どんな些細な仕事であっても、その細分化された中での目標だけでなく、全体像を把握して仕事をする人というのはまさに「できる人」です。
いわゆるこれは当事者意識というものでもありますが、常に全体の当事者であると認識することが大事。
自分の与えられた仕事をきちんとこなしてさえいれば、あとはどうなっても自分の責任ではないという態度は、間違いなく周りに伝わってしまいます。
そんな人が信用されるわけがありませんし、信用されない「できる人」などいないのです。
報連相をきちんとできる
とにかくどこの会社でも、新入社員に最初に教えるこの報連相(報告・連絡、相談)。
当然できていると思っている人も多いと思いますが、実はこれが「きちんと」できている人というのは結構少なかったりします。
きちんとした報連相というのは「もしかしたら必要ないかもしれないけれど確認を取った方が良いだろう」という、いわゆる予備的報連相も含むのです。
「できる人」と思われるためには「失敗」をできる限り少なくしていく必要がありますので、失敗をなくすために、予備的報連相もしておきましょう。
できる人に見える方法 人間関係
感謝ができる
人間関係では大事なことです。
例えば仕事を代わりにやってもらったとか、ミスをカバーしてくれたなどという時は当然ですが、そうでない時も常に感謝の心を持つのです。
ちょっと遠くのものをとってもらったとき、エレベーターでボタンを押してもらった時。
こういったほんの些細な時でさえ、一言「ありがとう」といえる人はやはり感じのいいものですし、他人の印象にも良いイメージをもって覚えられやすくなります。
大きなプロジェクトを頼むとき、いつも「ありがとう」を言う人と、当たり前のようにそれをいわない人とでは、力量に差がない場合どちらに頼みたくなるかは、言うまでもありません。
空気が読める
難しいですが、大事なことです。
もちろん空気が読めるようになる特効薬というのは存在しませんが、遠回りな方法であれば、空気が読めるようになる方法はあります。
それは、常に相手の気持ちを考えることです。
つまり、行動を起こしたり会話をするときに「自分がどうしたいのか」ではなく、相手が「どうされたいのか」を考える癖をつけておくということです。
というのも、ざっくりといえば、空気が読めるというスキルはいわゆる相手を傷つけないスキルです。
些細な言葉で場の雰囲気を悪くするときは、きまってそこにいる誰かの逆鱗に触れそうなことや、精神を攻撃するようなことを言ってしまった時ですよね。
要は、思いやりで回避できることなのです。
否定から入らない
否定的な観点でしかものが見れない人というのは、嫌われます。
ほめ上手になる
ほめれば喜ぶ、ではなく、ほめ上手は他人の些細な美点に気づけるということです。
悪口陰口は言わない
私がいない時は私の悪口を言っているに違いない。こう思われれば終わりです。
共感する
共感力は信頼のきっかけになるのです。
ゆっくりしゃべる
早口の人間もまた器の小さい人に見えます。
また気配りがないと思われてしまいます。
できる人に見られる方法 見た目
見た目や身だしなみを整えられない人が「できる人」認定されることはありません。
ぼさぼさの髪、よれよれのワイシャツ、ポリシーのないただ伸びているだけのヒゲ、こんな人信用されるわけがありません。
では最後にできる人に見られる「見た目」を一気にまとめて紹介します。
姿勢を正す
猫背の人間は、できる人だとは思われません。
ゆっくり歩く
せこせこと動く人は器が大きくは見えません。
イスに深く腰掛ける
ゆったりと構えている人は器が大きく見えます。
いつも笑顔
笑顔のない人は、近寄りがたく心が狭い人に見られます。
しっかり頭を下げる
感謝を伝えるとき、謝るとき、挨拶をするとき、深く頭を下げる人は謙虚に見えます。
まとめ まずは実践あるのみ
- 約束を守る
- 聞こえるように話す
- 挨拶ができる
- 時間を守る
- 損得以外の行動ができる
- 他人を頼ることができる
- できない事はひきうけない
- 全体像を常に意識できる
- 報連相をきちんとできる
- 感謝ができる
- 空気が読める
- 否定から入らない
- ほめ上手になる
- 悪口陰口は言わない
- 共感する
- ゆっくりしゃべる
- 姿勢を正す
- ゆっくり歩く
- イスに深く腰掛ける
- いつも笑顔
- しっかり頭を下げる
今回紹介した方法をまとめましたが、つまり「焦らず」「堂々と」「他人を思いやる」ということです。
まずはこの3つ「焦らず」「堂々と」「他人を思いやる」、を忘れずに行動できれば、きっとできる人に見られるようになるでしょう。
まずは実践あるのみです。
「できる人に見える」人間を心がけた先には、もしかしたら「本当にできる人」になるという道が開けているかもしれないのです。
最初の一歩、踏み出してみてはどうでしょうか。
以上「【出世する方法】すぐ実践できる!できる人に見られる方法まとめ」でした。