始まりがあれば終わりがあるというように、素敵な恋にも終わりがやってくることがあるかもしれません。
恋を失った時の心の痛みは何にも代えられないほど辛いものであるでしょう。
食欲がなく、仕事も学校にも行きたくないなど、なにもかもやる気を失ってしまう場合があります。
そんな、なにも手につかなくなる辛い時には、本を読んで心に栄養と休息を与えましょう。
今回は失恋した時にオススメの漫画7作、本7作の合わせて14作品を紹介します。
おすすめの漫画
1.失恋ショコラティエ
主人公は学生時代からサエコという女性に思いを寄せていました。
しかし見事にふられてしまい、その思いをショコラ作りに捧げていました。
彼がサエコを思いながら作ったショコラは色とりどりの味を生み出し、多くの人から支持される有名ショコラティエへと成長したのです。
フランスで仕事していた彼は日本に店舗を構えることとなったのですが、そこに訪れたお客さんとして偶然サエコと再会します。
そのサエコはすでに人妻となっていて、複雑な気持ちが交差しながらもショコラ作りに思いを捧げる主人公の真っ直ぐでひたむきな気持ちが痛いくらい伝わってきて泣ける漫画です。
2.君に届け
学園青春漫画と言えばこの作品と言われるほど知名度も高いのが特徴です。
人と関わることが苦手な主人公の女の子と、クラスでも学年でも人気の男の子の2人がお互い惹かれあっていく青春ストーリーです。
その中には恋愛だけではなく熱い友情も描かれており、それぞれのキャラクターの純粋さがうまく表現されています。
なかなか気持ちが伝わらない歯がゆさが多くのファンを魅了しています。
これから先、純粋な恋愛がしたくなる漫画です。
3.萌えカレ
主人公の女の子を巡って、腹違いに生まれた2人の男の子が争います。
その中には主人公への思いだけではなく、家族間での複雑な思いも絡み合います。
はたして主人公はどちらの男の子を選ぶのか、その結末とツライことにも負けずに前向きに立ち向かう主人公の姿に「自分も頑張ろう」と思わず思ってしまう作品です。
4.「彼」first love
根暗な主人公がある日出会ったのは、いかにもチャラそうな男の子でした。
一方的に嫌悪感を抱く主人公と、からかい半分で絡んでくる男の子とが徐々に惹かれあっていくピュアな恋愛ストーリーです。
見た目はチャラそうなのに愛する人を大切にしている姿に多くの女性が「こんな男性がいたら」と憧れてしまいます。
たくさんのすれ違いを経て絆を強めていく2人のピュアな姿に羨ましさを感じながらも、つい涙が溢れてくる作品です。
5.最終兵器彼女
恥ずかしがり屋で大人しい彼女の本当の正体は世界を救うための兵器でした。
そんなショックを抱きながらも、どんな姿でも愛しぬくと誓った主人公の男の子の姿と、嬉しい反面普通の女の子ではいられないつらさを抱える少女の姿に涙が溢れます。
一途な2人だからこそ成り立つラブストーリーです。
6.あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
幼い頃の仲良しグループの中で、1人の女の子が事故で亡くなります。
それをきっかけにグループはどんどんバラバラになっていき、気づけば高校生となっていました。
そんな中で亡くなったはずの女の子の霊が主人公のもとに現れます。
「お願いを叶えてほしい」とだけ言う彼女は、そのお願いがなんなのかも覚えていないため、主人公はどうすれば彼女を成仏させられるのかと試行錯誤します。
そんな中で徐々に仲良しグループが再び絆を深めていきます。
一体彼女のお願い事とはなんだったのか、グループ内でクロスする恋愛模様もこの作品の面白いところです。
友情・恋愛どちらにおいても涙が出る物語です。
7.コスプレ☆アニマル
出会い系で知り合った年下の男の子と付き合うことになった主人公は、実はコスプレ好きという性癖の持ち主でした。
そのため作品中では様々なコスプレ姿が出てきます。
順調に愛を育んでいたように見える2人ですが、ライバルの出現や進路、家族の問題など様々な問題に直面してすれ違うようになります。
そんな中でもお互いの愛を貫こうとする2人の姿に涙がこぼれます。
失恋した際は自分のつらさが際立つものです。
そんな時は感情移入しやすい漫画の世界であえて悲しい作品を読んだり、前向きな作品を読んだりすると気持ちが切り替えやすくなっておすすめです。
さらに失恋した時におすすめの漫画を知りたい人はこちらの記事も参考にどうぞ。
おすすめの本(映画化した作品もあり)
1.落下する夕方
失恋した時に読むことをおすすめする本のひとつめに、江國香織の「落下する夕方」を紹介します。
主人公は8年もの間交際を続けた恋人に別れを切り出されてしまいます。
理由は、「他に好きな人ができたから」ということで、なかなか現実を受けとめられず、別れた恋人を待ち続けてしまいます。
そんな中、別れた恋人が好きになってしまったという女性が主人公の家に転がり込み、それを追うように、元恋人も転がり込んできます。
奇妙な三角関係の生活が始まるというストーリーです。
この三角関係の恋の形は今までに味わったことのない切なさを味あわせてくれるでしょう。
2.号泣する準備はできていた
二つ目におすすめする本は、同じく江國香織の「号泣する準備はできていた」です。
泣かないことを身につけてしまい、泣くことができなくなった大人の女性に贈る短編集です。
さらっとしながらもグッと胸に突き刺さるような言葉に、押し込めていた思いが引き出されます。
泣ける本でもあるといえるでしょう。
3.白河夜船
植物状態の妻を持つ男性との不安定な恋愛を続けている最中に、最愛の親友を失ってしまうという物語で、夢と現実のはざまの出会いに泣ける物語であるといえます。
この本は表題作の他にも、生きて誰かを愛する素晴らしさを伝える「夜と夜の旅人」「ある体験」が収録されています。
温もりを求める人におすすめといえるでしょう。
4.ハゴロモ
自分の全てを捧げたはずの恋が、突然の短い電話により終わりを告げ、深い喪失感を味わった主人公が故郷に戻るという物語です。
大きな川が流れ、都会とは違う澄みきった空気の中で、傷ついた主人公の心は少しずつ癒されていきます。
読み終わった後には、「一人じゃない」と思わせてくれる一冊といえるでしょう。
5.流れ星が消えないうちに
大切な人を突然の事故で失い、事故から一年半たっても主人公は気持ちを整理できないままでいます。
大切な人を失った後にも時間は容赦なく流れ続け、それでも生きていかなければなりません。
次に進むための一歩を踏み出す勇気を与えてくれる一冊です。
6.きみはポラリス
三角関係や片思い、同性愛など、様々な恋の形を書きあらわした全10編の短編集です。
恋をしてきた人、恋をしている人、これから恋をしていく人すべてに向けられた一冊といえるでしょう。
次の恋に進む前に読んでおきたい本です。
7.太陽のパスタ、豆のスープ
結婚式直前に婚約を破棄されてしまった女性が登場する物語です。
失意のどん底にいる主人公は、叔母さんの提案によりやりたいことリストの作成を始めます。
髪を切ったりエステに行ったり、買い物をしたり、様々なことをリストに書き加えていきます。
家族や友人のさりげない優しさに支えられ、主人公は自分と向き合いながら前に進んでいく過程を描いています。
自分の心としっかりと向き合わせ、背中を押してくれるような一冊です。
まとめ
どの本も切なく悲しい物語ではありますが、痛みと向き合うことは次へ進むためにはとても大切なことといえます。
流した涙の分だけ心は温かくなり、自分を大切にすることができるでしょう。
以上「【本・漫画】失恋した時に読むことをおすすめする本・漫画14選!」でした。