簡単ひんやり術
これからの季節、電車や屋外、室内でも暑くなる事が多いです。
そこで、今回は医学的根拠に基づいた体温を下げる方法・体温を下げる便利グッズを紹介しようと思います。
体温を下げて熱中症予防
熱中症とは
熱中症とは、高温多湿な環境に、身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称の事です。
熱中症になる前には「体が疲れやすい・だるい・喉が乾く」といった体調の変化が生じることが多いので、体調の変化を感じたら体温を下げる・水分をとるなど早めの対策をとりましょう。
※熱中症になる前でも体調の変化がない場合があります。こまめな水分摂取を心がけましょう。
屋外より屋内で重症化する人の方が多い
意外かもしれませんが熱中症は、屋内で重症化する人の方が多いので、暑い日は屋内でも注意しましょう。
ジワジワ型熱中症
30度未満の気温でも、何日も暑い日が続くと熱中症になることがあります。
「ジワジワ型熱中症」と呼ばれるもので、初めは夏バテのような症状が出るだけなのですが、徐々に体力が奪われ、気づいた時には熱中症になってしまうのです。
熱中症予防の為の体づくり
普段の体づくり
体を冷やす方法を紹介する前に、まずは熱中症の予防法として、普段の「健康な体づくり」について紹介します。
暑さに強い体をつくるために、次の3点に気をつけましょう。
- バランスの良い食事・適度な塩分摂取
- 十分な睡眠時間の確保
- 適度な運動
正しい体調管理を行うことで熱中症を予防することができます。
体を冷やす方法
健康な体づくりができていたとしても暑い日になにも対策をしなければ熱中症になってしまいます。
体が熱い時はこれから紹介する方法を参考に、体の熱を下げてみて下さい。
水分摂取
喉が渇いていなくてもこまめに水分をとるようにしましょう。
汗をかくと塩分が失われるので、スポーツドリンクなどの塩分を含む飲料がおすすめです。
衣服を工夫する
ネクタイをしない、上着を着ない、など衣服の軽装化や、通気性の良い服、吸水性の良い下着を着るようにしましょう。
湿ったタオルで汗を拭き取る
汗を拭き取る時は渇いたタオルを使ってはダメです。
もともと、汗をかくのは体温を下げるための体温調整機能で、汗が体の表面で気化する時に体の熱を逃がしているのです。
渇いたタオルを使ってしまうと熱が下がらなくなってしまうので、湿ったタオルを使うようにしましょう。
3点クーリングを行う
3点クーリングとは、太い血管が通っている3点「頚部、腋下、鼠径部」を氷や保冷剤などで冷やす事です。
病院でも行われている熱を下げる方法なので体温を下げるのに最も効果が期待できます。
頚部は首、腋下は脇の下、鼠径部は太ももの付け根のことです。
外出中で氷や保冷剤を持っていない時は自動販売機でも購入出来る冷たい飲み物で冷やす(冷えた缶やペットボトルを当てる)のがおすすめです。
外では太ももの付け根は冷やしにくいと思うので、脇の下に挟むか首に当てて冷やしましょう。
僕は暑い日の外出中には普段からこの方法で体の熱を下げていますがかなり効果があります。
体をある程度冷やした後には飲み物を飲んで水分補給も出来るので一石二鳥の方法です。
※脇の下に挟む場合はあまり強く、長時間挟んでいると腋下神経を圧迫して「しびれる、痛みが出る」などの症状が出る場合があるので注意して下さい。
外出中は直射日光を避ける
直射日光を避け、日陰になっている場所を通りましょう。
最近では、東京都23区限定ですが「inShade」という日陰ルートを検索するアプリも登場しています。
まだ、対応地域が少ないことや精度が良くないなどの問題点もあるようですが、今後のアップデートで精度が上がればかなり良いアプリになるのではないでしょうか。
視覚・聴覚・嗅覚を使って体温を下げる
実際に体を冷やさなくても、視覚や聴覚、嗅覚を使うことで体感温度を下げることが可能です。
視覚
一般的に青色が体温を下げる色と言われています。(赤色は体温を上げてしまう色とされています)
暑い日には次のような画像を見ましょう。
聴覚
Youtubeなどで「癒しの音」と検索すると体温を下げるのに効果的な動画がたくさん出てくるのでおすすめです。
また、Youtubeでなくても、「癒しの音~Healing Sounds~」など、癒しの音を聞くことのできるサイトもあります。雨の音、シンギングボウル、川のせせらぎ、風鈴などの音が聴けます。
嗅覚
ミントやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系の匂いがおすすめです。
ミントの匂いを嗅ぐと体感温度が4度下がると言われているほどです。
体温を下げる便利グッズ
日よけグッズ
昔から日よけ対策の定番である帽子や日傘です。
最近は帽子でも首筋や顔を覆えるように作られているものが登場しているので、1つ持っておくと良いかもしれません。
フェイスカバーは見た目が気になる、という人もいるかもしれませんが、おしゃれでかわいいものもたくさん出てきています。
冷感タオル
水に濡らして絞るだけで冷たくなる冷感タオルです。
ⅰ.開封後初めて使用するときは温水に浸してからしぼって下さい。
(2回目以降は水に浸せば何度でも冷えます。)
ⅱ.絞ったら数回振ることによって温度が急速に下がり冷たさを感じます。
ⅲ.時間がたって温度が上がる場合はまた何回タオル振ったら冷感がまたしばらく続けます。
ⅳ.使用後は洗浄し乾燥させてから保管して下さい。引用:Amazon商品説明
冷たい日焼け止め
この日焼け止めも使ったことがありますが、日焼け止めなのに冷たく、体を冷やすことができます。
スプレーする時は手に出してから塗るのですが、出した時と塗る時にしゅわしゅわと大きな音がして爽快です。
僕は問題なく使用できており気に入っているのですが、レビューには肌に合わずに痛みが出た、という書き込みも見られますので肌が弱い人は注意が必要かもしれません。
冷却スプレー
タオルなどの上からですが、直接体に向けて使用する事が出来る冷却スプレーです。
●特長● ・打ち身・ねんざの応急処置に! ・猛暑・熱中症対策に! ・運動後のクールダウンに! ・冷たいおしぼり作りに! ●使用方法● ソックスやタオルなどの上から20cmくらい離し、噴射3秒以内で使用してください。本缶1本で3秒間スプレーしておよそ70回使用できます。 ※ご使用の前に必ずお読みください。缶の破裂や引火による火災の恐れがあります。
引用:Amazon商品説明
ミント、柑橘系の香り付き虫除けスプレー
PERFECT POTION アウトドアボディスプレーは、100%天然成分で、生後6か月の赤ちゃんから妊婦さんまでお使い頂けます。また、オーガニック認証であるCOSMOS認証を取得。COSMOS認証は、消費者の皆様からのニーズの高まりを受け確立された世界統一のオーガニック認証機関で、ドイツのBDIH、フランスのCOSMEBIO、ECOCERT、イタリアのICEA、イギリスのSOIL ASSOCIATIONによって、2010年に設立されました。
引用:Amazon商品説明
暑い日に外出する際におすすめの虫除けスプレーです。
天然成分100%で、体温を下げる効果のある「ペパーミント、柑橘系」の匂い付きです。
ハッカ油
虫除けスプレーや制汗スプレー、ハッカ湯のお風呂、アロマ、ハッカ油マスク、など様々な用途に使用出来る商品です。
この商品は人気番組「探偵!ナイトスクープ」で震え上がる程寒くなる入浴剤として紹介された事のある「アイヌの涙」と同じ成分の商品です。
番組では1~2滴の適量をはるかに超えた、瓶のキャップ一杯以上の量をお風呂に入れてしまった為、震え上がるほど寒くなってしまったようです。
この事からもわかるように、ハッカ油はかなりの冷感を得る事ができます。
原液を薄めて使う事が出来るのでコストパフォーマンスも良く、夏場に最適なお得商品です。
冷えピタ ボディ
頭に貼る「冷えピタ」のボディバージョンです。
6時間効果が持続するようなので暑い日の為に持っておくと良いでしょう。
家庭用ミストシャワー
庭の手入れや家庭菜園などで長時間庭にいる事が多い人におすすめです。
ミストシャワーで暑い日でも快適な庭にしておけば作業がはかどるでしょう。
首冷却グッズ
一度水を含ますだけで冷感が長時間持続するネッククーラーです。
3点クーリングで紹介したように、首を冷やす事で体温を効率良く下げる事ができます。
ミスト扇風機
USB充電式、付属のUSBケーブルでパソコンや携帯用電源、電源コンセント(DC/5V)に接続して4時間ぐらいフル充電にあり、2~6時間使用でき、省エレーで使用便利なUSBファンです。
引用:Amazon商品説明
暑い日の扇風機は冷たい風がこないのであまり冷えない、というイメージがあると思います。
しかし、この商品は補水用のボトルに水を入れておけば、いつでもミスト付きの風を出す事ができるので、冷たい風で体を冷やす事が可能です。
小さいのでどこにでも持ち運び可能です。
まとめ
今回紹介した体温を下げる方法を試したり、便利グッズを使う事で快適な夏を過ごしてみてください。
以上「【冷房なし】医学的根拠に基づく涼しくなる方法・便利グッズ!今すぐ可」でした。