空間認識能力というものをご存知でしょうか。
一般的には、スポーツなどをする際に、自分の周りの状況を的確に把握して認識する能力のことです。
「後ろに目がついている」なんて言われる人はこの能力が高いと言われます。
そんな空間認識能力、実は、器用不器用という個人の性質にもかかわってくる能力でもあります。
なぜかよくつまづく、地図が理解できない、物にぶつかる、クレーンゲームが下手、など、思い当たることがある人は空間認識能力を鍛えると良いかもしれません。
空間認識能力は、鍛えて改善することができるのです。
今回は、そんな空間認識能力を改善する鍛え方について紹介しようと思います。
空間認識能力レベルを把握する
地図を書く
例えば最寄りの駅から自宅まで、もしくは自宅から会社までなど、通い慣れた道の地図を書いてみましょう。
当然北を上にして、道だけではなく道のりの途中にある建物などできるだけ事細かに書きながら、できるだけ詳細な地図を書いて下さい。
これはけっこう難しいので、きれいな地図をかける人はそんなにはいません。
ひどい地図が出来上がってしまった人は空間認識能力が低いのかもしれません。
ですので、出来上がった地図の出来具合が、即そのままあなたの空間認識能力の高さを表していると言っても過言ではありません。
まずは、この方法で、自分の空間認識能力について把握しましょう。
空間認識能力の仕組み
ポイントは右脳の働き
さて地図を書いた人の中には、自分の空間認識能力の低さに愕然とした人もいる事と思います。
そう言えば、自分はよく人からおっちょこちょいとか不器用だとか言われるなぁ、と実体験のあらゆることが空間認識能力の低さと結びついてきているかもしれません。
そんな、空間認識は、右脳がつかさどる能力だと言われています。
一般に、左右に分かれる大脳のうち、右脳は直観力や創造力に優れ、左脳は論理的思考や建設的思考に優れると言われています。
この直観力が実は空間認識能力につながる物だと言われていますので、空間認識能力を鍛えるには右脳の直観力を鍛える必要があるのです。
利き脳を知る方法
利き腕というのは聞いたことがあると思いますが、利き脳というのはあまり聞きませんよね。
しかし、実は利き脳というものは存在していて、その利き脳にしたがって得意な事が決まってくるのです。
というわけで、さっそく調べ方を紹介します。
ではまず、何も考えずに自然に腕を組んでみてください。
どちらの腕が上に来ましたか?
このとき左腕が上に来た人は利き脳が右脳、右が上に来た人は利き脳が左脳と言われています。
利き脳が左脳の人の方が空間認識能力が低いと言われています。
空間認識能力を鍛える6つの方法
空間認識能力を鍛えるには右脳を鍛えましょう。
しかし、それは左利きの人を右利きにするようなもので、簡単ではないということを理解しておきましょう。
それを理解した上でしっかりと訓練を継続すれば、空間認識能力は鍛えられます。
簡単なものから根気のいるものまであるので、ぜひ実践してみてください。
スポーツ観戦
まずは楽しくできる方法、スポーツ観戦です。
スポーツにおいて空間認識能力は、必須の能力と言って良いほど重要で、プロ選手などはかなり高いレベルになっています。
実際に体を動かしてスポーツをするのも良いのですが、なかなか自分が運動するのは難しい、普通の社会人には無理がありますよね。
それに、スポーツを上達させるために空間認識能力を鍛えようと思っている人にとっては特別な訓練にはなりません。
効率が良いのは、プロの技を観戦することなのです。
大切なのは、勝敗を楽しんだり何も考えずに見るのではなく、自分も選手の1人だと思ってのめり込んで観るという事です。
野球を見ながら、今飛んだボールをどうとって、そしてどの塁に送球するのが一番適切なのか。
サッカーを見ながら、次に誰にパスして、どこからどうセンタリングを上げてどうやってシュートまでつなげるか。
状況に応じて、自分もプレイしているつもりで、その場の一員になった気持ちで観戦していると、空間認識能力は鍛えられます。
部屋を片付ける
空間認識能力を鍛える方法として、部屋の片づけも効果的です。
片付けと言っても、その辺にある物を棚の中に押し込んだり、無秩序にどんどん引き出しに投げ込む片付け方ではだめです。
大事なのは、使い勝手を重視することです。
どのように片づければ、片づけたものを効率よく使うことができるのかを考えながら片付けるのです。
これは一見、論理的思考に思えますが、頭の中で片づけたものを効率的に使う自分を想像しなければいけませんので、実は右脳がフル活動することになります。
しかも、自分の部屋をきちんと認識することは空間認識能力そのものです。
もし、時間とやる気があれば、大胆に部屋の模様替えをするのも良いでしょう。
部屋の模様替えは、空間に家具をどうはめ込んでいくかというパズル要素もありますし、自分の動線をどのように確保するのかを考えることで、想像力も必要になります。
季節ごとに模様替えをする習慣などができたら、かなり空間認識能力は鍛えられるはずです。
目を閉じる
実は、空間認識能力が本領を発揮するのは、むしろ目を閉じた時だと考えられています。
目を閉じて色々訓練をするのはとても効果的なのです。
目を閉じた状態で部屋の中を歩き回る訓練が非常に効果的ではあるのですが、いきなりやると怪我をします。
まずは、危険なものを置いていないテーブルの上をしっかり見て、その後テーブルの上のものを目を閉じて取る、という訓練をやってみましょう。
恐る恐るではなく、躊躇なくつかみます。
きっと、失敗します。でもそれで良いのです。
どこに何がどれくらいの距離感で存在しているのか、見慣れたテーブルの上でもなかなか複雑なものなのです。
失敗したら、一度目を開けた状態で物をつかみ、その感覚を忘れずにもう一度トライしましょう。
すると、今度は惜しいところまで行けると思います。
これを繰り返していくと、空間認識能力は上がります。
必ず、割れ物や刃物、尖ったもの、液体がこぼれそうなもの、その他の危険なものがないか確認してから行いましょう。
絵をかく
楽しく鍛えられるのが絵を描く方法です。
基本的には何を描いても良いのですが、効率を上げたいのであれば、空想上の景色を書くというのがおすすめです。
つまり、頭に中にある景色を、アウトプットして紙の上に繰り広げるという作業です。
とは言え、簡単な作業ではありません。
しかし、まず大事なこととして、うまい下手は関係ないのです、そして複雑である必要はありません。
例えば景色と言っても、夜の摩天楼とか静かな湖畔、というものでなくてもいいのです。
それこそ、紙の上にある消しゴム、で十分です。
それを立体的に、奥行きのある立体感覚をもって描きます。
上手に書けるようになったら、消しゴムと鉛筆、消しゴムと鉛筆と筆箱、のように少しづつ複雑にしていくのです。
それぞれの位置関係や大きさ、距離感などに注意しながら立体的に書く練習をしてみてください。
ジグソーパズルを楽しむ
そして、最後におすすめの訓練方法はジグソーパズルです。
ジクソーパズルの醍醐味は、自分がつまんでいる一枚のピースが、いったい絵のどの部分にあたるのかを考えながら、全体像に当てはめていく作業です。
完成形の絵と、ピースの模様を見ながら、それを全体像に当てはめていく作業はまさに空間認識そのものではないでしょうか。
もしこの趣味が長続きして、それなりに上手になってきたら、今度は更なる空間認識能力を高める上級テクニックで高みを目指してみるのもいいでしょう。
それが、元絵を見ずにパズルを組み立てるという方法です。
もしこれができるようになったら、あなたは間違いなく、かなり優れた空間認識能力を持っていると言って良いでしょう。
方向音痴もなおる! 空間認識能力はRPGで鍛えよう
空間認識能力を鍛えるのにオススメなのは、意外にもRPG。
そうロールプレイングゲームなのですが、こういったゲームで必要なのは自分の位置の把握や場所の感覚になるので、空間認識能力が知らず知らずに鍛えられます。
オススメアプリ FAITH
オンゲの最高峰といえば、やはりMMORPG。
そんなMMORPG界に新たに名乗りを上げたオープンフィールドのMMORPGがNEXONから登場したこのFAITHです。
とにかくこのゲームの特徴はその自由度。
- 戦場の最強を決める1人vs1人の「決闘場」
- 勢力ごとの4人vs4人チーム戦「コロシアム」
- 拠点占領を争う20人vs20人「ギルド戦」
- 6人で巨大ボスを討伐する「レイドダンジョン」
- 相手領地で秘密裏にクエストを遂行する「侵攻」など
多彩なゲームモードも用意されているのでやり込み要素は抜群です。
キャラメイクの自由度も高く、広大な世界で自由に遊びたい人にはもってこいのゲームになっています。
また、クエスト先への自動移動やセミオート・フルオートに設定しての放置プレーも完備されていて、まさに時と場所を選ばすに自由に遊べます。
グラッフィックや背景のクオリティ、キャラのビジュアルもハイセンスで、ハズレ要素のないMMORPGとして抜群の完成度を誇っているのです。
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まとめ
最後のジグソーパズルの上級テクニックにたどり着くのは至難の業ですが、他のものはけっこう簡単にできるものばかりではないでしょうか。
空間認識能力は、加齢による転倒事故や骨折予防にも必要な能力と言われていますし、はやいうちから鍛えておいて損をすることはありません。
また、スポーツやゲーム、仕事でも必ず役立つ能力だと思いますので、ぜひしっかりと鍛えてみて下さい。
以上「空間認識能力を鍛える方法!右脳を鍛えてスポーツ・人生を有利する!」でした。