毎日の生活で疲れたときや悲しい時など、少し切ない物語の本を読みたくなることはないでしょうか。
これは悲しいときに悲しい音楽を聴くのと同じように、自分の気持ちと向き合う為に必要なことなのだそうです。
そこで、今回は読むと涙が止まらない、少し切ない話の本をいくつか紹介しようと思います。
切ない本を探している人は参考にしてみてください。
おすすめの本
蒼穹の昴
こちらは、あまりにも悲しい運命を生き抜いた、2人の少年の半生を描いた浅田次郎先生、著作の作品となります。
中国の清朝時代、一人目の主人公の李春雲は、決して外れることのない占い師から大予言を得ます。
それは貧困にある自分が「いづれは西太后の大側近となり、中国全土の莫大なお宝を得るだろう」というものでした。
この物語は、実際に中国であった制度を元にした話であり、浅田次郎先生は「この作品を書くために、作家になった」とされています。
一方、もう一人の主人公である梁文秀という地主のお坊ちゃんである彼もまた、外れることのない大予言をもらいます。
彼自身は「状元」という、中国では神として崇められるほどの貴人となり、皇帝陛下に仕えることになります。
この2人は義兄弟でありながら対立するという構図になっています。
「大変に感動する物語」として、NHKにて実写版が放送された作品です。
おまえうまそうだな
こちらは児童向けの本ですが、大人でも感動出来る作品として度々取り上げられる本となっています。
怪獣がかわいい怪獣を食べようとしますが、かわいい怪獣は生まれたてのあまり、食べようとした彼を、お父さんだと勘違いしてしまうお話となっています。
夜と霧
アウシュビッツ強制収容所の残酷さ、人の恐ろしさを描いたフィクション無しの本が「夜と霧」です。
著者は有名な精神科医であり脳外科医でもあるV·E·フランクルであり、「この世の地獄」と呼ばれたアウシュビッツ強制収容所の体験談をそのままに書かれた書籍となっています。
あまりの残酷さに、目を背けたくなるような描写がありながらも、涙が止まらず感動出来る書籍となっています。
それでも人生にイエスと言う
こちらも「夜と霧」の著者であるフランクルの書籍であり、人がなぜ生きるのか、人生の意味を教えてくれる作品として名高いです。
生きる意味を求めて
同じくフランクルの書籍です。
医師、そしてアウシュビッツ強制収容所を体験した彼だからこその意見が書かれた書籍となっています。
6千人の命のビザ
ナチス·ドイツが支配していた時代、日本も太平洋戦争に突入しており、戦争に勝つためにドイツと手を組みます。
その時代の、有名な日本の外交官、杉原千畝さんのことを書かれた本です。
読み終わった後には、感動のあまりに涙が止まらないとされています。
水澤心吾の杉原千畝物語
俳優の水澤心吾さんが著された本がこちらです。
杉原千畝さんに関しては、実際のところ、当時の日本の他の外交官の杉原さんへの嫉妬などから杉原さん自身が悪者にされてしまったようです。
その為、日本では諸外国に比べて圧倒的に知名度が低いそうです。
水澤さんが舞台で演じた杉原千畝さんの物語が書籍になっており、どのように杉原さんがユダヤ人の方々を救い、苦悩の日々であったのか、それらが詳細に分かる書籍となっています。
ナチス·ドイツの恐ろしさ、人の恐ろしさとは対照的な杉原さんのような人の存在に、感動して涙が止まらない物語となっています。
まとめ
今回は少し切ない、涙が止まらない物語の本をいくつか紹介してみました。
忙しい毎日を送る人が多い現代、たまにはゆっくりと本を読むひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか。
以上「【読書感想文にも最適】読むと涙が止まらない!人生を豊かにする本7選」でした。
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