東京のミニシアター
ミニシアターとは、「一般に、定員200人程度までの小さい映画館」のことであり、そのこでしか上映されないような映画も上映されます。
そんなミニシアターは、映画ファンにとっても「何となく敷居が高い」印象を受けるのではないでしょうか。
敷居が高いと思う人が多いのは、テレビやポスターなどで宣伝されているような、有名な映画でないものが上映されているので、コアな映画ファンが多いという特徴からだと思います。
しかし、コアな映画ファンであろうが、そうでなかろうが、映画館に映画を観に行く人はみんな同じ映画ファンです。
まだ、ミニシアターに行ったことのない人は、深く考えずに、一度足を運んでみてはどうでしょうか。
そこで今回は、東京にあるミニシアターを紹介していこうと思います。
東京のミニシアター
ポレポレ東中野
中野区のサブカル色が強い中で唯一の単館映画館。
上映作品の傾向は、ドキュメンタリ映画や新進気鋭の映画監督との事。
ちなみにオーナーは写真家・映画監督の本橋成一氏、とにかく枠にとらわれず「面白い」と思った映画を提供する姿勢は、新しい刺激が欲しいという方にピッタリかもしれません。
早稲田松竹
こちらは名画座映画館、古き良き名作がここに行けば見られる事と、何と二本立てというオトクさもあり、学生から映画ファンにも人気があります。
2002年に休館しましたが、早稲田の熱狂的なファンによる「早稲田松竹復活プロジェクト」で復活。
有名・無名にとらわれず、監督作品特集や俳優作品特集などの企画ものも充実しています。
シネスイッチ銀座
ヨーロッパやアメリカ・日本にアジアなど国境を超えた作品をセレクトしている、洋画好きならチェックしたい映画館。
ここは「ニュ・ーシネマ・パラダイス」を上演した映画館としても有名で、単館映画館でも異例のロングランを記録したところです。
まだ見ぬ世界を見たいなら、足を運んでみるのも一興です。
新宿武蔵野館
ちょっと迷子になりそうな場所にある、穴場的なミニシアター。
武蔵野館ビルの三階にあるB級映画やアート作品など、個性的な映画が上映されています。
歴史は古く1920年からなので、コアなファンから若者まで、ファン層の多い映画館です。
ユーロスペース
ヨーロッパ映画やカンヌやベルリン映画で受賞した映画が見られる、渋谷では有名な老舗の映画館。
現在はオシャレな外観ですが、老朽化による建物の改築を繰り返し現在に至ります。
目黒シネマ
洋画・邦画問わず、二本立ての映画館。
渋い洋画から監督映画特集や俳優映画特集など、企画ものや館内で配られるアンケートのリクエストにも答えてくれるかも。
そんな「地域密着型映画館」です。
映画書籍が置いてあったり、館内は充実しています。
企画で映画監督とのトークショーなどもあるので、気になる方はチェックしてみてはどうでしょうか。
神保シアター
小学館が運営している「昭和のミニシアター」。
小津安二郎に黒沢明監督作品に、昭和が誇るスターが輝いていた時代が現代によみがえります。
若い人にも足を運んでほしい映画館です。
下北沢トリウッド
小劇団ファンでおなじみの下北沢ですが、ここでもミニシアターがあります。
ここはショートフィルムや映画館プロデュースに、自主映画などを一般公募して上映しているので、まだ見ぬ名作に出会えるかもしれません。
まとめ
都内だけでも紹介しきれないほどのミニシアターが存在しています。
流行りの映画もいいですが、たまには視点を変えて普段とは違った作品を観るのも面白いのではないでしょうか。
以上「【東京のミニシアター紹介】おすすめミニシアターと特徴!」でした。