多くの人が、筋肉をつることを経験していると思います。
とくに、運動不足や同じ姿勢を続けることの多いゲーマーにはよく起こる現象だと思います。
そこで今回は、なぜ筋肉がつるのか、またその予防法について重点的に解説していこうと思います。
筋肉がつる仕組み
あまり考えることは無いと思いますが、筋肉がつるというのはどういう仕組みなのでしょうか。
筋肉がつるというのは、筋肉を動かすための命令を出す「運動神経末端」という神経の一部に異常が生じることで起こる現象です。
筋肉というのは、自身によって伸ばしたり縮ませたりできますが、何らかの原因で「運動神経末端」が暴走してしまい、筋肉に異常をきたしてしまうのです。
「運動神経末端」がうまく働かなくなり、筋繊維の一部だけが強く収縮され、筋肉の一部だけがギュッと締め付けられ、鋭い痛みが走るのです。
部位も様々
一般的に、足がつることが多い(こむら返りと言われる)のですが、他の部位でも筋肉がつることはあります。
肩や首、腰などです。
この現象は、ほとんどの人が体験しているといいます。
筋肉がつる原因
1.運動不足
よく足をつる人のほとんどは運動不足です。
ちょっとした距離のランニングをした後、足がつりそうになって歩けなくなる、という経験をしたことがある人も多いでしょう。
ゲーム好きな人は運動不足なことが多いので気を付けましょう。
2.筋肉の疲労
1の運動不足にも関係していますが、一番の原因は筋肉が疲労していることによります。
筋肉が疲労していると、筋肉のセンサーが、どうやって伸び縮みしているのか判断しづらくなってきます。
鈍感になると、どれくらい筋肉が縮んでいるのかわからず、脳が「もっと縮ませろ」と間違った命令を出してしまうのです。
3.体が冷えているとき、長時間同じ姿勢をとっているとき
プールや海などで、突然つりそうになったことはありませんか。
体が冷えていると、筋肉の緊張が起こりやすくなります。
神経と脳の差から生じるもので、筋肉のセンサーが勘違いしやすくなるのです。
また、長時間同じ姿勢をとることでも筋肉はつりやすくなります。
動かないと血行が悪くなってしまい、センサーがうまく働かなくなるのです。
これも、ゲーム好きな人に多いので、たまに休憩をはさんだり、姿勢を変えるようにして下さい。
筋肉をつりにくくするための予防法
単純に上で紹介した原因を取り除けば良いのですが、それだけでは十分と言えません。
他にも気をつけておくべき予防法を紹介します。
1.適度な運動
上で紹介した原因と同じですが、最も重要な予防法なのであえて紹介します。
運動は、筋肉をいい状態に保ってくれるだけでなく、心もリラックスできます。
筋肉量が減るにつれ、筋肉はつりやすくなってしまいます。
2.水分、バランスの良い栄養摂取
また、水分をとることも重要です。
水分が不足しているということは、電解質が不足しているということにもなります。(電解質は、マグネシウムなどのミネラルのことです。)
普段あまり水分を取っていない人は頻繁な水分摂取を心がけましょう。
体型や、食事での水分摂取量によっても異なりますが、一般的に1日2リットル程度の水を摂取するのが良いと言われています。
次に、バランスの良い栄養摂取が必要となります。
特にマグネシウム・カリウム・カルシウムをしっかりと摂取するようにしましょう。
マグネシウムは海藻類・ナッツ・大豆に、カリウムは果物・海藻類などに、カルシウムは牛乳・ししゃも・大豆などに多く含まれています。
これらの食物をバランスよく取れるように工夫してみてください。
カルシウムは牛乳を飲むだけで摂取できますし、3つの栄養分を合わせると、みそ汁などが適しているといえます。
3.ストレッチ・マッサージ
筋肉の疲労をためない為に、お風呂あがりや寝る前にストレッチ・マッサージを心がけましょう。
これらは筋肉の疲労物質を流してくれるだけでなく、リンパの流れもよくなるので美脚効果もあります。
ストレッチは無理をせず、痛くないところで気持ちの良い程度で行うようにしましょう。
まとめ
筋肉がつるのには様々な原因がありますが、どれも日常生活が原因で起こっているものばかりだと思います。
今まで多くの人がこの症状を経験してきたと思いますが、日常生活を改善することでかなりの数を抑えられるのです。
どの病気やケガでもそうですが、原因をしっかりと知れば対処法も見えてきます。
特に普段から筋肉をつりやすい人は、今回紹介した方法を参考に、できるところから予防を始めていきましょう。
以上「【ゲームのしすぎが原因!?】筋肉がつる原因と予防法を解説」でした。