僕はアニメやゲームが好きなので、同人CDを作ったことがあります。
CDといっても個人でパソコンを使ってCD-Rに焼くようなものではなく、大量生産を行う為に業者に頼んでCDプレスしてもらって作るものです。
だいたい、10万円出せば1000枚は作ってもらえる料金設定が相場です。
それほど高くもないので、CD販売を考えている人はプレスしてもらってみてはどうでしょうか。
インディーズバンドをしている人も本格的なプレスをしてみると会話のネタにもなるし面白いかもしれません。
今回はそんなCDプレスの依頼の流れを解説していきます。
追記:最近ではTuneCoreという音楽配信代行業者から簡単にAmazonでCD販売&プレス「DODディスクオンデマンド」ができるようになっています。
大量プレスと同様に、1セット(20枚)単位から大量の購入(15%の割引)が可能。バルク購入したCDは、ライブなどイベント物販や路上での手売り販売などにご活用いただけます。とのこと。
「掛け率(販売価格に対する卸値の割合)」なども考慮し、通常のCDプレスして販売する場合と比較した場合、利益率もほぼ変わらないので、かなり楽でおすすめの方法です。
業者にCDプレス依頼をする前に必要な準備
JANコード取得 一般財団法人 流通システム開発センター
JANコードとは、商品に書かれているバーコードのことで、CD販売するにも必要になってきます。
申請はインターネットからできます。
利用料は年商によっても変わりますが、大抵の人は10800円で3年利用可能。
3年ごとに更新が必要で、10800円かかりますが、流通させない場合は更新せずに登録取消も可能です。
ISRC取得 日本レコード協会-ISRC
JANコードと同じく、こちらもCD販売をするなら必要なコードです。
手売りで、購入者に直接合って販売する程度のCDならISRCは必要ないと言われる人も多いですが、最近はできるだけ取得しておいた方が良いという流れになっています。
楽曲の管理者などを識別するために利用される国際標準コードで、JANコードと同じように取得するためにお金がかかります。
こちらも日本レコード協会のページから取得しましょう。
ジャケット作成
ジャケット画像は、業者ごとに指定の形式とサイズが決められていますので、それに合ったジャケット画像を作成しましょう。
だいたいフォトショップの形式である「PSD」の指定となっていると思います。
ジャケットだけでなく、CD面やバックインレイ(CDケースの裏側)、帯なども合わせて印刷してくれるところが多いので、考えておくと良いでしょう。
音楽データをDDP形式にする お勧めソフト
基本、DDPという音楽のデータ形式で入稿します。
DDPには曲ごとに作曲者の情報やISRCなど、細かな情報を入れることができます。
「底値プレス」という業者はDDPでなくWAV形式での入稿も可能ですが、WAV入稿の場合は曲にISRCデータを入れてもらうことはできないようです。
他のプレス業者もDDP以外での入稿でISRCをつけてくれるところは今のところありません。
DDPには自分で変換する必要があります。
僕はMacを使っているのですが、「T-RackS 5」というソフトをお勧めします。
DDP変換ソフトは30万以上するような高額なものがほとんどですが、T-Racks 5は2万円以下(2018年)で購入可能です。
ただし、T-Racks 5は日本語で曲名を入力すると文字化けしてしまうので、僕は全て英語タイトルで入力しています。(文字化けを直す方法があるかもしれませんが...)
まとめ
一度コード取得し、必要ソフトも揃えてしまえばそれほど難しいことはないのですが、初めてCDプレスする人はかなり大変に思うかもしれません。
しかし、自分だけのCDを持つというのは楽しいものですので、多少苦労してもCDプレスしてみてはどうでしょうか。
追記:最近ではTuneCoreという音楽配信代行業者から簡単にAmazonでCD販売「DODディスクオンデマンド」ができるようになっています。
大量プレスと同様に、1セット(20枚)単位から大量の購入(15%の割引)も可能。バルク購入したCDは、ライブなどイベント物販や路上での手売り販売などにご活用いただけます。とのこと。
「掛け率(販売価格に対する卸値の割合)」なども考慮し、CDプレスして販売する場合と比較した場合、利益率もほぼ変わらないので、かなり楽でおすすめの方法です。
以上「【Mac】DDP形式変換方法!インディーズバンドや同人CDプレス」でした。