最近では、楽曲配信代行の普及で個人でも簡単にAmazonでのCD販売や世界中に楽曲配信する事が可能になっています。
料金も数千円と、それほどかからないので販売したい音源がある人は試してみてはどうでしょうか。
そこで、今回はおすすめの楽曲配信・CDの販売方法を紹介します。
楽曲配信・CDの販売するには
自力でも販売は可能
個人でiTunesで配信したり、CD販売することも可能なようではありますが、ISRCやJANコードを申請する為の複雑な手続きがあったり、iTunesでの個人配信が難しかったりと、お勧めはできません。
しかし、配信代行を依頼すると余計なお金を取られてしまうので、多くの人は自力で配信・販売をしようと思うのではないでしょうか。
僕も初めはそうでした。
必要である「ISRC」と「JANコード」、「EIN(米国納税者番号)」もアメリカにファックスをしたり何度も郵送を受け取ったりと大変でしたが、全て取得しました。(数ヶ月かかります)
そして、すべての取得が終わり、iTunesで配信しようとしたところ、必要な情報をすべて記入したにもかかわらず、配信できないという表示が出てしまったのです。
すべて英語での説明で、難しい箇所も多くあった為、結局諦めて配信代行を利用することになりました。
英語や申請に自信のある人は挑戦してもよいかもしれませんが、そうでない人は僕と同じにならないよう注意して下さい。
コードの申請にもお金がかかるので余計なお金を払うことにもなってしまいます。
おすすめの楽曲配信代行「TuneCore Japan」
自力では難しいと思った方は楽曲配信代行をしてもらいましょう。
僕がいろいろ調べて一番良いと思ったのは「TuneCore Japan」です。
良いと思った点は
- 利用料が安い(アルバムでも1年5000円、3年13000円程度。月360円程度)
- 販売料の60%程度が収益となる(タイトル次第ではネット検索上位にも行くので宣伝料として考えると安いと思った)
- iTunesやAmazon Musicなどの世界中の音楽配信サイトで配信可能
- AmazonでのCD販売可能(DOD)
- Youtubeコンテンツ収益化サービス
TuneCore Japanでは、よくあるiTunesなどでの楽曲配信だけでなく、AmazonでのCD販売にも対応しているところや、Youtubeで自分の楽曲が無断使用された際にも、その動画から収益化する(自分にお金が入る)ように登録してくれるサービスがあるのも魅力です。
詳しい利用料や使い方など、全て「TuneCore Japan」サイトのヘルプに書かれているので確認してみましょう。
TuneCore Japan実際に利用してみて
楽曲配信方法
配信する期間(1~3年)を選び、楽曲のタイトルやジャンルなどの情報を入力し、楽曲のWAV形式ファイルと、ジャケット画像をアップロードするだけです。
数日後に配信が開始されます。
販売レポート
販売レポートから売り上げを確認することができます。
アルバムは700~1200円程度、単曲は200円で販売していますが、それぞれ60%程度の収益が得られています。
YoutubeやSNSでうまく宣伝できれば安定した収益を得ることができるでしょう。
DODの利用方法
特にオススメなのがDODというAmazonがCD販売を代行してくれるサービスです。
通常のCDプレスと違い、AmazonでCDの注文を受けてからAmazonがCDを製造し、出荷してくれるというものです。
このサービスもTuneCore Japanで利用することが可能です。
アルバムをCD化
DODを利用するには、まずシングルでなくアルバムをiTunesなどに配信しておかなければいけません。
すでにアルバムとして配信しているなら「アーティストサービス > DOD(Disc on Demand)受託サービス」をクリックし、CD化するアルバムを選択しましょう。
追加情報入力
アルバム販売価格や販売開始希望日などの情報を追加します。
そして、最後に「パッケージ画像」をアップロードすると完了です。
しかし、この「パッケージ画像」、DODを利用するにあたり、個人的に最も難しいと感じたところです。
なぜなら、CDジャケット画像だけでなく、「ディスク面の画像」、「CDケースの内側・外側の画像」、「CDに入れるブックレット(4Pから24Pまで選択可能)画像」と、多くの画像が必要だからです。
それぞれの画像が実際にCDとなるときに、どの部分にどの画像が来るのか、曲のタイトルを入れるべきなのか、ブックレットの1Pの画像がCDジャケットになるのか、などわかりにくい点がいくつかありました。
僕が実際にどのようにしたのか順番に紹介していきます。
パッケージ画像の作り方
画像形式
画像形式は
・解像度300dpiの「JPEG形式」
・RGBカラーモード
にする必要があります。
CDディスク
画像形式:1417×1417px / 2MB以内
CDのディスク自体に印刷される画像になります。
僕はCDジャケット(表紙)として用意していた画像をそのまま使いました。
ここには特に文字を入れる必要はありません。
バックインレイ(中面)
画像形式:1820×1465px / 6MB以内
CDの入っている所の下です。
ディスクをケースから取り出したときに見えるようになる部分なのでCDジャケットとは別に特別な画像を用意しておくと良いでしょう。
ここには特に文字を入れる必要はありません。
バックインレイ(外面)
画像形式:1820×1465px / 6MB以内
CDケースの裏側です。
この画像では、画像だけでなくアルバムに入っている曲名を書くことと、CDタイトルを画像の両端に書くことを忘れないように注意しましょう。
ロゴがある場合は、ここに載せておくと良いでしょう。
細かい文字のサイズなどはTuneCoreに置いてあるテンプレート画像を参考にして下さい。
ブックレット 4ページから24ページ
画像形式:2925×1490px / 6MB以内
このブックレットの1PがCDのジャケットになり、ジャケット画像が表紙の本のように作られてきます。
小さな本のように作られてくるので、歌詞がある曲なら1曲ごとの歌詞を書いておいても良いですし、好きな画像だけをまとめた本にしても良いでしょう。
僕は適当な画像とCDの紹介文を書いておきました。
CDジャケット画像
無料のジャケット作成サイト
僕は初め、少しでもお金を使わずにCD販売をしたかったので無料でCDジャケットを作成することができる「canva」というサイトを利用しました。
テキストの配置やレイアウトはかっこよかったのですが、なかなか自分の思うようなイラストがなかったので、最終的には自分のCDジャケット用のイラストをココナラというサイトで依頼して書いてもらいました。
CDジャケット作成におすすめのサイト
ココナラは、「知識・スキル・経験」など、みんなの得意を売り買いできるスキルのフリーマーケットです。
声優として声を販売している人、プログラムを販売している人など様々です。
CDジャケットを依頼する場合はイラストや写真撮影を得意としている人に依頼してみましょう。
僕はココナラ ムタビ様に依頼しました。
個人的な考えなので正しいかどうかはわかりませんが、ジャケット画像はCDの顔になる部分なので、多少のお金はかけてでも自分の納得する画像を使ったほうが良いと思います。
ジャケットの出来次第でどれだけ多くの人の目にとまるか、購入されるかが決まってくるかもしれません。
※ココナラで依頼する場合は、必ず商用利用しても良いかを出品者の方に確認するようにしましょう。
まとめ
今回は「TuneCore Japan」について紹介してみました。
iTunesなどでの配信だけでも十分だと思うかもしれませんが、まだまだCDを必要としている人も多いはずです。
TuneCore JapanではAmazonでのCDを販売できるサービスもあるので是非使ってみましょう。
【ココナラ評価・評判】実際に購入してわかったこと!使い方・注意点
以上「【楽曲配信代行】TuneCoreJapanを実際に利用してみた結果」でした。