桜のつぼみが膨らみ始めると、そわそわしてくる人も多いのではないでしょうか。
といっても、花粉症の話ではありません。
そう、みんな大好きお花見のシーズンが到来するからです。
そんなお花見ですが、好きではない人も多いと思います。
シートをひいて宴会を、というのも飽きてきた人もいるかもしれませんし、そもそも宴会が好きじゃない人もいますよね。
僕もインドア派で、家でゲームをすることが好きなので、どちらかというとお花見は面倒に思ってしまいます。
そこで今回はあらゆる人が楽しめる、お花見の様々な楽しみ方とお花見をより楽しくする便利グッズを紹介していきます。
新しい花見の世界に、チャレンジしてみてはどうでしょうか。
新しい花見の楽しみ方
グランピング花見
やはりこれは避けて通れない、今はやりのグランピングで楽しむ花見はどうでしょうか。
グランピングとは「グラマラスキャンピング」略で、いうなればラグジュアリーなキャンプのことを言います。
活発的に野外活動をするキャンプと違って、くつろぎのひと時をゆっくりと過ごすキャンプ、といってもいいかもしれません。
大きなテントと、しっかりとしたくつろぎのソファーやイス。
カレーライスでもバーベキューでもない、ちょっとおしゃれで素敵な料理を用意して、ゆったりと自然を満喫するグランピングの景色が一面の桜だったら。
もう、言うことないですね。
クルージング花見
船に乗って優雅なお花見。
そんな話を聞くと、なんだかとてもリッチでゴージャスで、これまでの花見の概念を覆すような気がします。
しかし、実は江戸時代からお花見の定番なのが船からの花見です。
屋形船や渡し船は、当時、花見には欠かせない乗り物だったのです。
ということは、東京の花の名所には、わざわざ川から眺めることを想定して作られた名所も多いということです。
とくに有名なのが、隅田川の桜。
もしこれまで隅田川の桜を陸側からしか見たことがないのなら、実は本当にきれいな桜の姿を知らないということになります。
ちなみに、船から桜が美しいスポットは日本中にあるようです。
デート花見
桜の木の特徴は、とにかく日本中に存在してなかなか切られることがないということ。
数年、数十年後にも同じ場所で花見ができるので、思い出として残る花見をしてみてはどうでしょうか。
桜の名所に二人で出かけて、押し合いへし合いの中をお花見デートというのも悪くはありませんが、公園にポツンと咲いた一本の桜の下で二人でお弁当を食べる、なんてのもロマンチックですね。
花見スポット選びのポイントは、子供がよく遊ぶ公園にしないことです。
肩寄せ合っている最中に、子供が遊んでいるボールが飛んできてはちょっと残念です。
ライトアップ花見
昔から夜桜見物は盛んですが、それは今も変わりません。
しかし、最近は提灯の明かりで楽しむかつての夜桜見物とは違い、様々な工夫を凝らしたライトアップでのお花見を楽しむことができます。
そもそも桜という花は、薄紅色で際立った色合いの花ではありません。
その為、ライトアップした際のスクリーンとしての効果が高く、様々な色のライトがファンタジックに良く映えて、一層綺麗なものになります。
最近では、プロジェクションマッピングを使った夜桜などもあるそうで、もはや見ないと想像もつかない進歩ぶりです。
最先端技術と日本伝統の夜桜見物の融合した新しい花見の形を、ぜひとも一度体験してみたいものです。
コンサート花見
桜のきれいな時期になると、日本中でお花見コンサートと銘打ったコンサートが開催されます。
その内容は、クラシック、ジャズ、オペラ、演歌、ポップス、コーラスと、場所によって様々で、なかには世界的な著名人が開催するようなものもあります。
たとえば、2018年の、平安神宮で行われる紅しだれコンサートには、テレビでおなじみの雅楽師 東儀秀樹さんやバイオリニストの宮本笑里さんなどが出演します。
きっと日本全国で、こういったコンサートは開催されていると思いますので、ぜひ探してみると良いでしょう。
露天風呂花見
まさに究極の贅沢中の贅沢ともいえるのが、この露天風呂花見。
実は、桜も温泉も大好きな日本人だけあって、露天風呂から花見のできる場所は、結構たくさん存在します。
たとえば、山梨県のホテル「神の湯温泉」の露天風呂は大浴場からも、貸切露天風呂からも咲き誇る桜を見ることができて、しかも日帰り入浴も可なので、手軽に最高の贅沢を楽しめます。
もちろん、露天風呂から桜が見れて、日帰り入浴がOKな温泉はほかにもたくさんあります。
宿泊客しか入れない露天風呂や部屋に付いている露天風呂から桜を見ることができる温泉宿などもありますので、一生に一度はそういう所で花見をしてみたいものです。
日本人の心をくすぐって狂喜乱舞させるといってもいい、そんな最上級の花見です。
また、人混みが嫌い、アウトドアが嫌いな僕のような人でもこれなら楽しめるでしょう。
ドライブ花見
桜の木は、河川敷の堤防や道路沿いの並木などにもよく植えられています。
その道を車で通れば、花見をしながらのドライブというのも可能です。
とても簡単で、しかも風情のあるものになるでしょう。
とくに、和歌山県の白浜温泉の近くにある「平草原公園」や福岡の「浜宮神社の近くの河川敷」などは、道路に覆いかぶさるように桜が生い茂り、桜のトンネルを楽しめるベストスポットで人気です。
まるで別世界の入り口の様に続く薄紅色のトンネルは、ファンタジーな妄想にふけりたくなるような感動を与えてくれます。
ただ、お花見時期は当然ですが歩行者なども多くなっています。
あまり桜に見とれすぎて、交通事故などを起こさないように、細心の注意を払って楽しんでください。
VR花見
まさに21世紀の花見といえば、このVR花見です。
と言われても何のことだかさっぱりわからないと思いますが、これはいわゆるVRゴーグルをかけることで、家に居ながらにして花見を楽しめるというものです。
一見なんともさみしい花見のようですが、仕事で忙しい人や花粉症の人にはありがたいかもしれません。
Youtubeには全国の花見の名所のVR動画が投稿されています。
花見時期を見逃してしまった人にとっては、最後の手段として、なかなか良い方法かもしれません。
便利な花見グッズ
キムワイプ
全国の理系大学生及び出身者なら、知らない人のいないキムワイプ。
実はお花見にはもってこいの製品なのです。
理系大学生や出身者でないと何のことかわからないと思いますが、キムワイプとは実験専用で使われている、超優れものな紙ウエス(紙製の雑巾)なんです。
というのも、キムワイプは細かいほこりや毛羽立ちがほとんどなく、水を吸って汚れをきれいにふき取るのに、水に溶けずに破れにくく、蛍光染料も不使用と環境にもやさしい優れもの。
しかも年代を問わず、理系の人はこれを見ると超盛り上がってくれます。
溶岩プレート
花見でBBQをする人も多いと思いますが、人と差がつくのが溶岩プレート。
網や鉄板の代わりに溶岩プレートを持っていき、「これで焼くと肉の味が段違いなんだよね」とうんちくを言うだけで、できる人にみられるでしょう。
うんちくを言うかどうかは自由ですが、お肉の味が段違いなのは真実です。
とくに多孔質の溶岩はお肉を焼くと余計な脂を吸い出してくれるという特徴があり、とてもヘルシーにBBQが焼きあがります。
USBブランケット
春とは言え、お花見時期はまだまだ寒いもの。
12月の平均気温と4月の平均気温はほとんど差がなく、春気分で防寒対策をしていないと、特に冷え性の女の人にはつらいものです。
そこでお勧めなのが、USBであったかくなるブランケット。
スマホ用のモバイルバッテリーでもあったかくなるようなものも売られていますので、忘れずに一つ持っておくだけで、防寒対策はばっちり。
寒そうにしている女の子に、さっとさし出すのも良いでしょう。
携帯トイレ
お花見におけるトラブルの上位に、トイレ関係のものがあります。
トイレが混雑してしまう為、漏れそうになってしまう人が多くいるようです。
また、数年前、花見会場で女性の盗撮をしている集団がつかまるといった事件まであったようです。
そんな時の為に、携帯トイレを持っておくと良いでしょう。
さすがに無防備な野外での使用はお勧めしませんが、例えば駐車場の車の中など、安全も保たれるでしょう。
携帯トイレを持っているだけで、いろいろ気にせずに心行くまでお花見を楽しめます。
蝿帳(キッチンパラソル)
なんと読むのかわからない人も多い昭和グッズ「はいちょう」。ちなみに現在では、キッチンパラソルと言うそうです。
かつてはおかずご飯の上にかぶせてハエがたかるのを防止したグッズなのです。
最近では家の中で使われることは少ないですが、アウトドアでは絶大な効果を発揮します。
ハエだけではなく、大きなごみなども防いでくれますので、風が吹いてきてお弁当にゴミが入って台無しになる、といった悲劇を防ぐことができます。
ぜひ一つ持っておきたいグッズではないでしょうか。
まとめ
今や昔のようなお花見だけではなく、様々な楽しみ方ができるようになりました。
しかし、花見を楽しむために一番必要な物は、他の人の迷惑にならないようにマナーとルールを守って桜を楽しむという姿勢です。
何よりも一番に忘れずに持って行きたいものは、それなのかもしれませんね。
以上「お花見嫌いな人も楽しめる!様々な花見・花見温泉宿一覧・便利グッズ」でした。