数字記憶術とは
数字記憶術とは、ただ単に数字を覚えるだけでなく、特殊な覚え方をすることによって短時間で、長期的な記憶をすることができる方法のことです。
もっとも有名な数字記憶術は語呂合わせだと思います。
円周率暗唱世界記録保持者の原口證さんが(60歳の時に)10万桁暗唱を達成した方法が語呂合わせでした。
ほかにも、数字をイメージ化する方法などさまざまなものがあります。
しかし、ほとんどの方法は、数字を一旦別のものに変換するというものだと思います。
慣れれば一瞬にできるのかもしれませんが、数字を別のものに変換する為の時間が無駄に思えます。
それらの方法は数百桁、数万桁の記憶には適しているかもしれませんが数十桁の記憶にはあまり適していないのではないでしょうか。
そこで今回は、僕が昔から使っている、数十桁の数字記憶に適した数字記憶術を紹介していこうと思います。
数字を見た瞬間からすぐに記憶を開始できる覚え方
僕は昔からかなりのゲーム好きで、いろいろなゲームをプレイしてきました。
その為か、自然と考え出して、いつの間にか使っていた記憶術があるので紹介します。
(いろいろ調べましたが、この方法を紹介している人はいませんでした。)
特に数字の記憶を特訓したわけではありませんが、この方法を使って30分で円周率100桁を覚えたことがあります。
数年経ちますがまだ覚えています。
位置記憶法
その記憶術、「位置記憶法」を紹介します。
まず頭の中で、図のようなボタンをイメージしてください。
携帯電話のボタンの配置と同じで、右下に×があるだけなのですぐにイメージできると思います。
そして、覚えたい数字を「ボタンを押す順番で覚える」のです。
ボタンを順番通り押す記憶力ゲームと同じです。
この方法はただ単に数字を覚えるものとは違い、押す順番・位置で覚える為、確実に記憶が定着します。
数十桁でも一度覚えれば数日経っても忘れにくいです。
実際の方法
例えば「5 9 8 7 4 3 5 3 9 7 6 5」12桁の数字を覚えてみてください。
普通に覚えようとするとなかなか難しいし、数日経つと忘れてしまうと思います。
そこで「位置記憶法」を実際に使用してみましょう。
まず、5987を試してみるとわかるのですが、「三角形」になることがわかります。
この形のイメージも記憶の定着には重要です。
次の435も3角形となります。
これは三角形となる数字を狙ったわけではありません。
他の数字で試してみてもわかると思うのですが、ランダムな数字でも多くの確率で3角形となります。
あとは39765を一気に覚えてしまいましょう。
位置で覚えると少なく感じると思いますが、たったこれだけで12桁もあります。
この方法で覚えたことにより、明日になってもこの数字は覚えているはずです。
試してみてください。
同じ数字が連続する場合
この方法を使用していて困ることは、同じ数字が連続することです。
「555や777」のように同じ数字が連続している部分がある場合、何回押すのかわからなくなってしまうと思います。
そこで右下の「×」を使用しましょう。
5が3回連続する場合は「5 → × →3」というように覚えましょう。
注意:×の次の数字(3)は元々の覚える数字ではないので注意しましょう。
応用
なかなかないとは思いますが、もしも連続数が2桁を超えるような場合は、×をケタ数(2桁なら2回)押してから連続数を押すなど、応用技を考えると良いと思います。
もし×を数回押すのが覚えにくいようなら左下にも×をイメージし、交互に押すと良いかもしれません。(そんなに連続する桁数はありえないとは思いますが。)
まとめ
昔から使用している方法ですが、本当におすすめなのでよければ使ってみてください。
きっと数字を覚えやすくなるはずです。
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