趣味や習い事として人気のピアノですが、実際に購入するとなると、値段が高いことや音がうるさいこと、置くスペースに困るなど、なかなか手を出しづらい楽器だと思います。
そこで、それらの不安を一気に解消するものが「電子ピアノ」です。
電子ピアノなら音量を調節したり、ヘッドホンを付けてしまえば音量を気にする必要はありません。
また、値段もお手頃で数万円から購入できることや、スペースもそれほどとらずに設置できる、などメリットがたくさんあります。
電子ピアノの使い心地
以前から電子ピアノに興味があったのですが、本物のピアノと比べた場合、音質や弾き心地が悪いのではないかと思い、購入をためらっていました。
しかし、パソコンへの録音や騒音対策としてどうしても欲しくなり、実際に購入したので使い心地を紹介してみようと思います。
キーの数
まず、電子ピアノを購入するにあたり、一番注意したことは鍵盤の数です。
通常のピアノは白鍵、黒鍵合わせて88鍵盤で構成されているので、電子ピアノでも88鍵盤あるものを選びました。
購入した電子ピアノ
実際に楽器店へ行き電子ピアノを見てきたのですが、一番安いものでも5万円と、思っていたよりも高額だったため、オンラインショップで探すことにしました。
ネットでは3万円程度で購入することができるものがたくさんあります。僕は「Alesis 88鍵盤」を購入しました。
Alesisの他にも、比較的安く購入できるKORGなど人気の電子ピアノメーカーもあります。
KORGであればMacを使ったMIDI入力も可能です。
音質・弾き心地
ピアノ経験者ですが、音質・音色、弾き心地、どちらも本物のピアノとほとんどかわりがないほどリアルに作られています。
練習用やパソコンへの録音、MIDI入力用として割り切ってしまえば全く問題ないと思いました。
ペダルと椅子とスタンド
ペダルと椅子とスタンドも忘れずに、一緒に購入しておきましょう。
別売りのペダルを使用すれば本物のピアノと同じように音を伸ばすことが可能です。
電子ピアノを使ったパソコンへの「ライン録音」(MIDI入力ではない方法)
今回はMacでの録音方法を紹介していますがWindowsでも今回紹介する方法を使えば問題なく録音できるはずです。
まずはMIDI入力の前にライン録音の方法です。
必要な機材(LINE 入力)
上で紹介した「Alesisの電子ピアノ」と赤と白のLINE入力をUSBに変換する「iBUFFALO USBオーディオ変換ケーブル(楽天、Amazon)」、「オーディオケーブル 赤/白(楽天、Amazon)」の3つがあれば電子ピアノの音を直接パソコンで録音可能です。
録音に使用するソフト
Macの場合は標準搭載されている「QuickTime Player」を使えばライン録音できます。
1. まず先ほど紹介したケーブルを使いMacのUSBヘ接続します。
2. 次にQuickTime Playerを起動し、「ファイル」>「新規オーディオ収録」をクリックします。
3. 次に録音ボタンの横(下の画像の赤丸部分)をクリックし、ライン入力の項目を選択します。
4. あとは録音ボタンを押して録音し、停止したら録音終了です。「ファイル」>「保存」で録音したデータを保存しましょう。
※MacのOSやパソコンの種類によって設定方法が異なる場合があります。
もしもこの方法でできない場合はMac公式サポートコミュニティを参考にどうぞ。
Alesisの電子ピアノを使ったMIDI入力でのピアノ録音(Mac)
MIDIとは音程や音の強さ、長さなどの、音のデータを全てパソコン上に入力したデータのことです。
MIDIデータとして入力すればパソコン上でピアノの音にしたりギターの音、オルゴールの音にも自由に変換できます。
必要な機材
Alesisの電子ピアノの場合、プリンタとパソコンを接続するときによく見かけるUSBコード(楽天、Amazon)を使用します。
MIDI入力の場合はこのコードが1つあればMacと接続できます。
GarageBandで入力
Macなら無料で使用することのできるソフト「GarageBand」を使用します。
1. 空のプロジェクトを選択します。
2. ソフトウェア音源を選択し作成をクリックします。
3. 後は特に設定しなくてもUSBで接続している電子ピアノを弾くだけでパソコン上で音がなるはずです。
下の画像の①から③の順にクリックして音色をピアノに設定します。
4. 録音ボタンを押したら電子ピアノの演奏録音開始です。
実際にAlesisとMacを使用したMIDI入力での演奏動画
卒業ソング「旅立ちの日に」の伴奏をAlesisで演奏している動画です。
KORGの電子ピアノを使ったMIDI入力でのピアノ録音(Mac)
MIDIケーブルでMacと接続
Alesisではプリンター用のケーブルを使用しました(特殊です)が、KORGではMIDI用のケーブルを使用します。
MacでMIDIケーブルを使用する場合は、ローランド(日本の大手電子楽器メーカー)のMIDIケーブルがおすすめです。
僕は電子ドラムはローランドで、MIDIケーブルもローランドのものを使っていますがMacでも問題なく使用できています。
Macにドライバーをインストール
MacでMIDIケーブルを使用するときは、ドライバーをインストールしておきましょう。
あとはAlesisのピアノと同様に、GarageBandを使えばMIDI入力可能です。
まとめ
今回紹介した電子ピアノを使えばペダルとスタンドと椅子を購入しても4,5万で購入できます。
パソコンでピアノを録音したい人、練習用のピアノが欲しい人には最適なのでおすすめです。
以上「【電子ピアノ】MacのMIDIキーボードにもおすすめ!Alesisレビュー」でした。