大地震、大噴火、世界大戦、人類滅亡、などの恐怖の都市伝説。
毎年のように様々な予言や都市伝説が現れる今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
僕は、予言や都市伝説が大好きなので、今年も注目しています。
各地で大地震や大噴火、戦争に人類滅亡までうわさされているとか。
普通ならばこういう場合、その真実味を演出して怖がらせるものなのでしょうが、今回はあえて安心してもらおうと思います。
予言を信じすぎて夜も眠れなくなっている人はこの記事を読んでおくと良いでしょう。
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様々な予言と予言が当たる理由の暴露
中国が世界第一位に
予言内容
世界最高の予言者と呼ばれる(人は世界にたくさんいる)ババ・ヴァンカ。
NYの同時多発テロを予言したといわれる彼女が、なんと2018年に中国がアメリカを抜いて世界1になるという恐怖の予言を発表しました。
しかも、これまで虐げられていた人が虐げる方に回るというのです。
これは何か大変なことが起こるに違いありません。
予言の種明かし 内容を限定しない表現は気を付けよう
まず、中国がアメリカを抜くのが恐怖の予言というのも中国に失礼な話ですが。
これのポイントは「何を抜いてどんな分野で1位になるか」が全く言及されていないという点ですね。
しかし、都市伝説では予言の内容がなぜか「中国が世界第1位の経済大国になる」ことになっているみたいです。
でもどこにもそんなことは書いてないわけです。
これなら、もしかしたら、アメリカ人のスノーボードキング「ショーン・ホワイト選手」が中国選手に抜かれるって話かもしれません。
アメリカを抜いて中国が一位になるんですから。
虐げられている人というのも、何の分野でどう虐げられているか書かないと意味はないわけです。
AKB総選挙で、ずっと下位に甘んじていた人が、なんかのきっかけで神セブン入りしたなんて出来事も、ずっと虐げられていた人が虐げる方に回る、といえなくもないわけなのです。
こういう、何の分野か言及しない予言はとても多いのです。
なぜなら後から何とでも言えるからです。
関東大震災?富士山噴火?
予言内容
FBI超能力捜査官という役職についているとされるマクモニーグル氏。
なんと彼は、その能力で2018年に東京の西40キロの地点でM6の地震が起こると予言しているのだそうです。
それだけではありません、世界の全ての出来事が記されているというアカシックレコードを読み取ることができるという大胆な触れ込みの予言者ゲリー・ボーネル氏は富士山噴火を予言しています。
しかもそれで富士山が真っ二つになるというのですから、これは大惨事!
日本滅亡の序曲かもしれません。
予言の種明かし
天変地異の予言
ひとつづつ解説していきますが、日本ではM6の地震はそもそも大地震とはいえませんし、M6の地震がひとつも起こらない年なんて日本にはございません。
でも関東の西40キロというのは細かいじゃないか、という人はもう少しお待ち下さい。この後で解説していきます。
また富士山噴火に関しては、2018年までにという予言を2014年あたりにしており、その最終年ということです。
つまり5年のうちに、という予言を2014年にしたということですが、統計的に言うと10年の間に富士山が噴火する確率は8%くらいですので、当たってしまいそうな予言ですね。
天変地異予言は部分的に当たれば信者が増える
基本的に天変地異の予言は何でもありの、予言カオス地帯。
天変地異の予言は、必ず当たるのです。
というのも、世界中で大地震の起こらない年なんてほとんど存在しませんし、津波も噴火も必ずどこかで起きるんです。
ですから「2018年に大地震や津波や噴火が起きる」って予言は誰でもできます。そして当たります。
さらには、例えば場所を指定しているものでも、こう言えるわけです。
「ああ、東京(富士山)かと思ったが▲▲市(○○山)だった、おしかった、でも地震(噴火)は当たっただろ?」てね。
これは予言が当たったという実績になって「大予言者」になれるというわけです。
証拠に、こういった予言者の天変地異に関する予言の解説には「ほぼ的中」とか「だいたい当てた」とか「日時は近かった」とか書いてあります。
それなら、ちょっと理科(地質学や地震学のレベルではなく理科)について詳しければ誰でもできるのです。
というわけで、予言します。「今年アジアで巨大地震が起こって、非常に悲しいことですが多くの犠牲者が出てしまいます。」
アジアの「どこか」は限定しませんし「多くの」の人数がどのレベルであるのかも「犠牲者」がどの程度なのかも限定しません。
100%当たります。アジア以外かもしれませんがほぼ的中です。後、巨大の基準も人それぞれです。
日月神示が日本の大都市の壊滅を予言
予言内容
画家の岡本天明氏に国之常立神(くにのとこたちのかみ)が憑依して書いたといわれる日月神示。
その中には「子の年、真中にして前後十年が正念場」という表記があり、子の年である2008年の前後十年といえば2018年がその最終年。
この間に、なんと、日本のどこかの大都市が火の海になるんだそうです。
予言の種明かし これは予言なのか
なぜこれが予言になるのでしょうか。
まず、子の年を真ん中にして前後十年(つまり20年)って、干支って12しかないのにどれかの干支を中心に前後10年にしたら、それ、全部じゃないですか。
しかもいつの子の年か言及されていないのですから、もうこれは将来の全般です。
午後3時を基準に前後15時間のいつかに大変なことが起こる!っていうのと同じです。
つまりこの予言は、どこかの将来で日本のどこかの大都市が火の海になるという予言。
神様が憑依していない僕にでも、出来ます。
火の海って火事が起こっても使う表現ですからね。
将来のどこかで日本のどこかの大都市で大火事がある。そりゃ起きなきゃ嘘です。
死海文書が人類の滅亡を予言
予言内容
死海付近で発見された謎の古文書、死海文書。
これは、天使がイエスに向けて書いた文章だともいわれ、様々な予言が書かれているといわれています。
古代ヘブライ語で書かれているこの文書は長い間解読が進まずにいたのですが、最近になって、なんと世界の滅亡が書いてあることがわかったのです。
それが、2018年ハルマゲドンが起こり世界が滅亡して二人の救世主が現れるという記述。
しかもその二人の救世主のひとりは日本人だというのです!
予言の種明かし
死海文書はたくさんある
まあ、滅亡が予言されているけど救世主は現れるそうですし、そのうち一人は日本人というのも、心強くていいのですが。
死海文書っていうのが、かなり眉唾なんですね。
というのも、死海文書が何か一つの大聖典のように思っている人も多いのですが、死海文書はなんと現在で970点ほど見つかっているそうです。
つまり、死海周辺で見つかった古文書は、聖典であろうと落書きであろうと全部死海文書です。
死海文書はその多くに旧約聖書の内容が記されていて、一般的には旧約聖書の写本だろうと思われているのですが、旧約聖書とは少し違う偽典や外伝があるんです。
多くの予言はそれをもとにして行われることが多いのですが、書き写し間違いってこともありますよね。
なんせ死海周辺で見つかった970以上の文書なんですから、コピーもスキャナもない時代、書き間違いや誤字脱字なんて山ほどあるでしょう。
誤字脱字でも予言文章になってしまうほど、予言とは曖昧で受け取り方次第なのです。
日ユ同祖論という力業
そして、なぜ死海文書に、日本人が救世主になるという話が書かれているかというと。
じつは、一部の人の中では、古代ユダヤ人が日本にわたってきて日本人になったと深く信じている人が多いからです。
青森にはキリストの墓まであるらしいです。
ちなみに根拠は言葉の意味と音が似ているということらしいのですが、それを言ったらロードと道路もそっくりなので、きっと日本人とイギリス人の祖先は一緒です。
テイクの意味は「持っていく」ですので、もう間違いないですね。日英同祖論です。
ノストラダムスが予言した第三次世界大戦
予言の内容
あの大予言者中の大予言者ノストラダムスは、なんと2018年に第三次世界大戦を予言していたのです。
予言研究家のアレサンドロ・ノーブル氏は2018年は世界大戦のスタートとなる年だと指摘しています。
2018年のことを詠んでいるとされる予言詩にはこう書かれています。
「大戦争はフランスで始まる。全欧が攻撃され皆長い恐怖の中にある。最後にはごく一部の物だけ平和になる」
「争いは二つの偉大な世界の間で始まり27年続くだろう」
まさにこれはEUの崩壊と米中戦争のことに他ならない!
予言の種明かし
ノストラダムスは悪くない
ノストラダムスというと、予言を外した人、ペテン師、騙された、などと思う人もいると思います。
しかし、そもそもノストラダムスの予言書といわれるものは、別に年代順にしっかりと年表が書いてあるわけでもなく、ズバリそのものを書いているのでもありません。
言うなれば、よくわからない言葉の羅列が続く、詩集なんです。
その詩集が、あまりにも意味不明だったもので、後世の人間が勝手に解釈を加え、なかには一つの単語を切り離して別の単語とつなげるような力技で作り上げたのがノストラダムスの大予言。
いわばピースの形が全部同じジグゾーパズルと同じで、作りようによっては何でも作れるという代物なのです。
戦争の予言も何でもあり
天変地異の所でも書きましたが、世界で必ず起こるような事柄の予言は誰でもできます。
大戦争がどれくらいの規模なのか、第三次世界大戦のきっかけになるというのがどれくらい直接的な影響なのかを書かないものは、なんでもありです。
例えば「東方で事件が起こり大戦争の引き金となるだろう」と100年前の僕が勝手に予言したとします。
これは、どのくらい東方かも書いてないですし、どんな事件かも、どんな大戦争なのかも書いてないのですから、太平洋戦争も二次大戦もイラン・イラク戦争も湾岸戦争もみんな当てはまります。
もしかしたら、スマホアプリのにゃんこ大戦争のリリースの予言とも受け取れるかもしれません。
残念なことに、世界中で今も戦争は必ずどこかで起こっています。
そして、今後も地上で戦争が全くない年なんて無いでしょう。
悲しいことですが、2018年に始まる戦争もきっとあります。
そのどれかが起こったのち「これが予言の戦争だ、これが第三次世界大戦につながるぞ」というのは、誰にでもできることなのです。
戦争をかけごとにして儲けるのは恥知らずだ、と思わなければ、誰にでもできる予言なのです。
まとめ
今回は予言を否定するような内容になってしまいましたが、はじめにも書いたように、僕は予言や都市伝説が大好きです。
AIが人類を滅亡させるという話やUFO、UMA、秘密結社なども大好きです。
嫌いだから否定したり、カラクリを暴露するわけではなく、楽しんで調べているからこそ分析したくなるのです。
都市伝説についての専門雑誌「ムー(Amazon)」だって結構な数持っています。
おそらく、某テレビ番組で都市伝説を否定されている大槻教授も都市伝説が大好きなはずです!(違っていたらすみません)
こういうものは「またか」と思いながら楽しく読む創作読み物として楽しんでいけば良いと思うのです。
今年も色々大変なことは起こります。
とりあえず天災への備えは、予言がなくてもしっかりとしておきましょう。
以上「【都市伝説】恐ろしい予言も怖くない!預言者の曖昧な表現や嘘を暴露」でした。
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